目次
概要
ロジクール ワイヤレスマウス M235が、パーツ磨耗による反応しなくなった左クリックを付箋で修理した際の作業履歴を紹介します。
症状
ロジクール ワイヤレスマウス M235の左クリックが、強く押さないと反応しなくなりました。
カーソルは動くため電池切れが原因ではなさそうです。
そこで、保証期限も過ぎているため、分解して原因を探り、自力で修理可能そうな範囲ならば自己責任で修理を試みることにしました。
過去、マウスのホイールの挙動がおかしくなった時は、ほこりを除去したら直ったので、その可能性も考慮してまずは分解してみることにしました。
原因と結論
M235を分解して確かめたところ、原因はカバー側左クリックボタン裏側のプラスチックの磨耗によるものでした。
そのため左クリックボタンを押下しても、内部基板側にある左クリックスイッチを押し切れない状態になっていたました。
磨耗部分にフィルムタイプの付箋を貼るという修理方法で正常に作動するようになりました。
PC環境
OS Windows10 Pro 64bit
マウス ロジクール ワイヤレスマウス M235
修理に使ったフィルム付箋
M235を分解して左クリックを修理する手順
メーカー保証が受けられなくなります。自己責任でお願いします。
本体カバーを外す
左クリックが反応しなくなった原因が、ほこりが詰まり、破損、電子部品の故障なのかを確かめるために分解します。
マウス底面の電池入れのシールの下に隠れている(電池のプラス側付近)プラスネジを1本外します。
ネジを外したら、後ろ側を少し持ち上げてスライドするように外します。
基板側の左クリックスイッチを直接押すと正常に反応する
マウス下側の内部基板。左クリックのスイッチは左上の黒色の四角い部品から出ている白い突起です。
それを直接押してみるとWindows側で正常に反応しました。
故障箇所はこの電子部品ではないようです。自分で修理出来る可能性が高まりました。
マウス上側カバーの左クリックボタン部品を調べる
写真は付箋を貼ったあとの状態ですが、基板側スイッチが当たる箇所を観察してみたところ、スイッチと同じ形に凹んでいました。
もし磨耗により凹んだのだとしたら、基板側スイッチを押し切れなくなり反応しなくなった可能性があります。
磨耗箇所の凹みを付箋で埋める
検証のため、磨耗部分にフィルムタイプの付箋を貼り凹みを埋めてみることにしました。しっかり固定するために接着剤アロンアルファを少し塗りました。
カバーを装着して動作確認をする
無事、左クリックが正常に反応しました。
最後に
今回は応急処置として磨耗箇所の凹みをフィルム付箋で埋めました。再発したら硬化するパテで埋めることにします。
フィルム付箋が手持ちであったのでそれを使用しました。なければメンディングテープや別の手持ちの道具を使ったと思います。
修理道具を購入するよりも新品のマウスを購入する方が安いこともあります。修理に使えそうな道具がある場合は、ダメ元で試してみるのもありでしょう。
以上
M235とほぼ同サイズのロジクールマウス ピックアップ
M235のカタログスペック上の寸法は、幅55×奥行95×38.7mmです。
M220サイレント ワイヤレスマウス
高さ: 99mm
幅: 60mm
奥行き: 39mm
重量(電池を含む): 75.2g
接続タイプ: 2.4GHz USBワイヤレス接続
同梱するUSBレシーバーとマウス本体共にUnifying対応
M235の後継品 M235r
高さ: 95mm
幅: 55mm
奥行き: 38.7mm
重量(電池を含む): 84g
接続タイプ: 2.4GHz USBワイヤレス接続
M325tとその後継のM325s
M325tとM325sの違い
- M325tは、同梱するUSBレシーバーとマウス本体共にUnifying対応です。
- M325sは、同梱するUSBレシーバーはUnifying非対応となり、マウス本体のみがUnifying対応となります。
M325t
同梱するUSBレシーバーとマウス本体共にUnifying対応。
高さ: 95mm
幅: 57mm
奥行き: 40mm
重量(電池を含む): 93g
接続タイプ: 2.4GHzワイヤレス接続
同梱するUSBレシーバーとマウス本体共にUnifying対応
M325s
同梱するUSBレシーバーはUnifying非対応、マウス本体のみがUnifying対応。
高さ: 94.7mm
幅: 57mm
奥行き: 39.1mm
重量(電池を含む): 93g
接続タイプ: 2.4GHzワイヤレス接続
*本製品に同梱するUSBレシーバーは、Unifying対応ではありませんが、マウス本体はUnifying対応となります。
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