Windows 10 2004のインストーラーをUSBメモリに作成する方法

目次

概要

この投稿は、UEFIモードでNVMe SSDにWindows 10 Proをインストールする方法 on 第5世代Intel NUCの手順の一部です。

ここでは、Windows 10 2004をSSDやHDDに再インストールまたはクリーンインストールするためのインストールメディア(インストーラー)を、Microsoftが無料で提供している「メディア作成ツール」でUSBメモリ(USBフラッシュドライブ)に作成する方法と手順を紹介します。

このインストールメディアで、Home、Pro、Educationエディションのインストールが可能です。
インストールメディアにはUSBフラッシュドライブの他、DVDが使用でき、いずれも少なくとも8GBの空き領域が必要です。

メディア作成ツールにて、Windows 10 イメージファイル(ISOファイル)のダウンロードもおこなえます。

USBフラッシュドライブとUSBメモリの表記
説明中はUSBメモリの表記をMicrosoftのドキュメントにのっとりUSBフラッシュドライブと記載します。

広告

Windows 10のイメージファイルのダウンロードにはライセンスは必要ありません

現在使っているPCのOSをWindows 10にアップグレードしたりクリーンインストールを検討していて、インストール可能かどうか不安な方はライセンス購入前にインストールを試して動作検証が出来ます。
またインストールだけならライセンス入力をせずに完了できます。

インストールが出来て動作に問題が無ければ後からライセンスを購入すれば良いですし、スペック不足でインストールが出来なければWindows 10搭載PCに買替えたり、PCパーツをアップグレードすることなどを検討し直すこともできます。

作業PCの構成

  • PC
    INTEL NUC5i3RYH (CPUは第5世代インテル Core i3-5010U)
  • Windows 10インストールメディア
    USBフラッシュドライブ 容量16GB
    型番 Kingston DataTraveler 100 G3 16GB
  • OS
    Windows 10 Pro 64bit バージョン2004

作業手順

Windows 10 メディア作成ツールをダウンロードする

Windows 10 メディア作成ツール ダウンロード(Microsoftのページ)
ファイル名 MediaCreationTool2004.exe
2020年06月25日時点でのWindows 10のバージョンは2004です。

USBフラッシュドライブにインストーラーを作成する

作成手順はシンプルです。MediaCreationTool2004.exeを実行して案内に沿っていけば完了です。

USBフラッシュドライブをPCに挿しておき、MediaCreationTool2004.exeを実行する。
※関係の無いUSB HDDなどの外部ストレージは外しておいた方が良いです。誤ってそこにインストーラーを作成してしまうと、そのストレージのデータが消えてしまいます。


次へ


同意する


「別のPCのインストールメディアを作成する」->次へ


言語 日本語
エディション Windows 10
アーキテクチャ 64ビット(x64)
次へ


USBフラッシュドライブを選択して次へ


インストーラーを作成するUSBフラッシュドライブを選択して次へ

「USB フラッシュ ドライブが見つかりません。」と表示される場合は、
Windows 10 空き領域0バイトのUSBメモリをディスクの管理でフォーマットする方法をご覧ください。


Windoww10のダウンロードが開始されます。
ダウンロードが完了したら次へ


ダウンロードの検証が完了したら次へ


Windows 10のメディアの作成が完了したら次へ


完了をクリックしてインストーラーの作成作業完了です。

Windowsのインストール手順は、UEFIモードでNVMe SSDにWindows 10 Proをインストールする方法 on 第5世代Intel NUC をご覧ください

広告

この投稿で使用したPCパーツ

以上

USBメモリ ピックアップ (USB3.2 Gen1対応)


[最大連続読込] 非公開

64GB以上の容量を使う際にはexFATやNTFSでフォーマットする

  • FAT32形式で認識できる容量は32GBまでです。64GB以上の容量を認識させるにはexFATやNTFSでフォーマットします。

Windowsでフォーマットするとカタログ容量よりも減るのは仕様です

  • カタログ容量で64GBのUSBメモリをWindowsでフォーマットすると約59GBになります。カタログの容量誤表記、不具合、故障ではありませんのでご注意ください。
  • 商品カタログ上の容量は国際単位系(SI)の10進数で計算した容量です。一方、Windows OSでは2進数で計算しており、10進数で算出よりも容量が小さくなります。

USBメモリはSSDに比べて寿命が短い

  • 高耐久版のUSBメモリを除き普及価格帯のUSBメモリはSSDやHDDに比べて圧倒的に寿命が短く長期保存には不向きですので、バックアップ装置の本命としての利用は避けるのが無難です。

内蔵SSD(M.2 SSD、2.5インチ SATA SSD)を検討する

M.2 PCIe Gen3x4 NVMe SSD

2023年時点で市販されている主なM.2 PCIe NVMe SSDのラインナップは、PCIeの世代によってPCIe Gen 3と、PCIe Gen 4の2つがあります。
PS5で使用するSSDはGen4x4への対応が必須です。

同世代でも低速、中速、高速モデルがあります。
Gen 3のなかでも低速モデルはシーケンシャル読み取りと書き込みは1000MB/s前後ですが、それでも2.5インチSATA3.0 SSDの最大速度600MB/sよりも高速です。
高速モデルは規格上の最大速度に近づく分、熱暴走を防ぐための放熱対策が重要になります。ヒートシンク取り付けの際は、PC内にヒートシンクが干渉しないスペースがあることを確認することが必要です。



「M.2 PCIe Gen3 NVMe SSD」を次のWebサイトで探す

Amazon
楽天市場
Yahoo!ショッピング

M.2 PCIe Gen4x4 NVMe SSD

PCIe Gen 3の後継であるPCIe Gen 4は、データ転送速度が最大で2倍に向上しました。2023年3月時点で最速の世代です。
PCIeには下位互換があるので上限がGen 3のPCでも、Gen 4のSSDを使えます。その場合の最大速度はGen 3に制限されます。



「M.2 PCIe Gen4 NVMe SSD」を次のWebサイトで探す

Amazon
楽天市場
Yahoo!ショッピング

PS5向けのM.2 SSD用ヒートシンク

2.5インチ SATA SSD

ノートPCの数世代前の2.5インチSATA HDDをSSDに交換するだけで大幅な速度向上と静音化を実感できます。
2023年時点で120GBが1000円台、256GBが2000円台です。



「2.5インチ SATA SSD」を次のWebサイトで探す

Amazon
楽天市場
Yahoo!ショッピング


Microsoft Windows 11のライセンス購入を検討する

2023年02月時点でのWindowsの最新バージョンは「Windows 11」です。

サポート切れのOSの使用は多大なリスクを伴います。
Windows 7 のサポートは2020年1月14日に終了、Windows 8.1 のサポートは 2023年1月10日に終了しました。サポート切れのOSではセキュリティ更新プログラムが受けられなくなり、ウイルス感染、個人情報の漏えいのリスクを負います。

Windows 11 Proのライセンス購入

Pro版はテレワーク等、仕事だけでなく個人利用でも最適です。リモートデスクトップ(サーバー)、情報保護、暗号化に対応。

ダウンロード版(オンラインコード版)



Windows 11 Professional オンラインコード版

Amazon

パッケージ版(USBメモリ版)



Windows 11 Professional パッケージ版

Amazon

Amazonで購入の際は「販売元」が「Amazon.co.jp」または「mazon.com Sales, Inc.」であるものを推奨します。

Windows 11 Homeのライセンス購入

Home版はProからいくつかの機能が制限されており安価です。

ダウンロード版(オンラインコード版)



Windows 11 Home オンラインコード版

Amazon

パッケージ版(USBメモリ版)



Windows 11 Home パッケージ版

Amazon

補足

  • 他にも最大4つのCPUと6TBのメモリをサポートしている「Pro for Workstations」、企業で一括管理するのに適したEnterprise版もありますがここでは省きます。
  • もしご利用のPCが Windows 10バージョン 2004 以降かつPCの仕様がWindows 11の要件を満たしていれば、Windows 11への無償アップグレードが可能です。
    手順は [設定] > [更新とセキュリティ] の [Windows Update] 。

ライセンス購入前に動作確認をするにはこちら

ストアでのライセンス購入前に無料でインストールイメージをMicrosoftのサイトからダウンロードしインストールをおこなえます。インストールメディアはUSBメモリやDVDなどを使います。

[方法]

広告
デル株式会社