1. 目次
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1) 内部ストレージ化する際に「このSDカードは速度が遅いようです」と注意されます。
2. 環境
- OS
Android 6.0.1 -
端末
Moto G(第3世代) -
microSDカード
- A1対応
Lexar microSDHC UHS-I Class10 V10 A1
(LSDMI32GBB1JP633A 633x 32BG) -
A1非対応
Lexar microSDHC UHS-I Class10
(LSDMI32GBBJP633A 633x 32BG)
- A1対応
3. 概要
Android6から、OSの標準機能として、SDカードを内部ストレージとして利用する機能が備わりました。
SDカードを内部ストレージ化することで、アプリをSDカードにインストールする事ができます。
ここで大事なのはA1またはA2規格対応のSDカードを選ぶことです。
このAとは「アプリケーションパフォーマンスクラス(Application Performance Class)」のことです。1
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アプリケーションパフォーマンスクラスは、SDメモリカード上のデータ編集などを含むアプリケーションを 快適に利用するための規格として策定されました。 SD物理仕様 Ver.5.1で規定されたクラスであるアプリケーションパフォーマンスクラス1 (A1)では、 地図、写真、動画、音楽、辞書、書類、といったデータのSDメモリカードへの単なる保存だけでなく、 データの編集や更新などの処理速度においても改善を享受できます。 |
4. なぜか
4-1. A1規格に非対応のSDカードだとどうなるか
1) 内部ストレージ化する際に「このSDカードは速度が遅いようです」と注意されます。
注意がでても、内部ストレージ化はできます。
2) アプリの起動や動作があきらかに遅くなります。
4-2. UHSスピードクラス、SDスピードクラスが高ければ、A1非対応でも良いのか?
答えは、いいえです。
UHS-I Class10という条件が同じA1対応とA1非対応のLexar製SDカードで内部ストレージ化を試したところ、
A1非対応のカードは注意画面が出ましたが、A1に対応したカードは注意画面が出ませんでした。