目次
- 1 目次
- 2 概要
- 3 はじめに
- 4 単体製品とオフィススイート
- 5 2023年6月1日から約15%値上げ
- 6 単体製品一覧と価格
- 7 買い切り型 Microsoft Officeの種類と価格、それに含まれるアプリ
- 8 Microsoft 365の価格と含まれるOfficeアプリ
- 9 買い切りとサブスクリプションの違い
- 10 買い切りにするかサブスクリプションにするかの目安
- 11 サブスクリプション月額払いが単体製品の金額を超えるのは14か月目から
- 12 単体 買い切り型「単体製品」
- 13 セット 買い切り型「Microsoft Office」
- 14 セット サブスクリプション型「Microsoft 365」
- 15 エクセルのスクロール回数を減らせる高解像度モニター
- 16 普及価格帯でオフィスアプリに最適なDellノートPC Inspironシリーズ ピックアップ
- 17 参考 マイクロソフトのWebサイト
概要
この投稿では、Excelを始めとしたMicrosoftのデスクトップ版Officeアプリを購入するための、次の3つの家庭向けプランを紹介します。
- 単体 買い切り型「単体製品」
- セット 買い切り型「Microsoft Office」
- セット サブスクリプション型「Microsoft 365」
Officeアプリを単体で買うか(Excelだけを購入するなど)、セットで買うか。支払い方法は買い切りにするか、サブスクリプションにするか。
それらを決める簡単な判断材料としてまとめました。
補足
- 価格、製品名、バージョンは2023年02月時点の情報です。
- 掲載価格はMicrosoft Storeでの税込価格です。
- 上記時点での最新バージョンは「2021」。
- 旧バージョン Office 2013の延長サポートの終了日は2023年4月11日です。
はじめに
ここで対象としているOfficeアプリは、次の11個のデスクトップ版アプリです。
- Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Access、Publisher、OneNote、
Project Standard、Project Professional、Visio Standard、Visio Professional。
この投稿では、それらのアプリを「Officeアプリ」と総称します。
単体製品とオフィススイート
OfficeアプリをセットにしたものはIT業界で「オフィススイート(Office suite)」と呼ばれます。
マイクロソフトのOfficeアプリは単体製品か、セット製品(オフィススイート)として購入できます。
2023年時点で、マイクロソフトの家庭向けオフィススイートは支払い方法の違いで次の2種類の製品があります。
- 買い切り型の「Microsoft Office」
- サブスクリプション型の「Microsoft 365」
ここでのまとめとして、Officeアプリを購入できるプランを、単体区分と支払い方法で分けると次のようになります。
↓支払い\単体区分→ | 単体 | セット |
---|---|---|
買い切り | 単体製品 | Microsoft Office |
サブスクリプション | - | Microsoft 365 |
2023年6月1日から約15%値上げ
2023年6月1日に、コンシューマ向け Microsoft 365 および Office 製品の価格改定が実施され、約15%値上げされます。
この投稿内に記載した価格は、2023年02月時点の値上げ前の税込価格です。
単体製品一覧と価格
- 必要なOfficeアプリを単体で購入できる。
- 購入方法は買い切りのみ。ライセンスは永続。
- Microsoft 365 サブスクリプションに含まれるサービスは一切含まれない。
項番 | Officeアプリ単体 | 価格 |
---|---|---|
1 | Word | ¥17,904 |
2 | Excel | ¥17,904 |
3 | PowerPoint | ¥17,904 |
4 | Outlook | ¥17,904 |
5 | Access | ¥17,904 |
6 | Publisher | ¥17,904 |
7 | OneNote | ¥0 |
8 | Project Standard | ¥105,024 |
9 | Project Professional | ¥175,204 |
10 | Visio Standard | ¥50,574 |
11 | Visio Professional | ¥95,344 |
価格(税込) ¥17,904。買い切り(1回限りの購入)の永続ライセンス。
ユーザー数 1
使用台数 2台
対応OS Windows 11 または Windows 10 (Windows PC)。Mac OS (Mac)
買い切り型 Microsoft Officeの種類と価格、それに含まれるアプリ
- 複数のOfficeアプリがセットになっている(下記表を参照)。使えるOfficeアプリはオフィススイートの種類によって異なり、少なくともWord、Excel、Outlookが含まれる。
- 購入方法は買い切りのみ。ライセンスは永続。
- 価格は¥32,784から。
- Microsoft 365 サブスクリプションに含まれるサービスは一切含まれない。
■ | Officeスイート種類→ | Personal | Home & Business | Professional |
---|---|---|---|---|
- | 価格 | ¥32,784 | ¥38,284 | ¥65,784 |
項番 | ↓Officeアプリ | - | - | - |
1 | Word | ○ | ○ | ○ |
2 | Excel | ○ | ○ | ○ |
3 | PowerPoint | n | ○ | ○ |
4 | Outlook | ○ | ○ | ○ |
5 | Access | n | n | ○ |
6 | Publisher | n | n | ○ |
7 | OneNote(無料) | ○ | ○ | ○ |
8 | Project Standard | n | n | n |
9 | Project Professional | n | n | n |
10 | Visio Standard | n | n | n |
11 | Visio Professional | n | n | n |
○:製品に含まれる
n :製品に含まれない
Microsoft 365の価格と含まれるOfficeアプリ
- 複数のOfficeアプリがセットになっている(下記表を参照)。
- 購入方法はサブスクリプション方式のみで月額払い、または年額払い。
- Officeアプリ以外にも、1TB のクラウド ストレージ、Webアプリフル機能など複数のサービスを利用できる。
■ | 種類→ | Personal | Family |
---|---|---|---|
- | 月額払い時の価格 | ¥1,284 | ¥1,850 |
- | 年額払い時の価格 | ¥12,984 | ¥18,400 |
- | 年額払い時の月換算額 | ¥1,082 | ¥1,533 |
項番 | ↓Officeアプリ | - | - |
1 | Word | ○ | ○ |
2 | Excel | ○ | ○ |
3 | PowerPoint | ○ | ○ |
4 | Outlook | ○ | ○ |
5 | Access (Windows PC のみ) | ○ | ○ |
6 | Publisher (Windows PC のみ) | ○ | ○ |
7 | OneNote(無料) | ○ | ○ |
8 | Project Standard | n | n |
9 | Project Professional | n | n |
10 | Visio Standard | n | n |
11 | Visio Professional | n | n |
○:製品に含まれる
n :製品に含まれない
買い切りとサブスクリプションの違い
1. 買い切り(永続ライセンス)
一度購入すれば、永続的にアプリの利用権を取得できる仕組み。
- 1回限りの購入。
- ライセンスは永続。
- 購入したバージョンのみ利用可能。新しいバージョンを利用するには買い直す必要がある。
- ライセンスは永続だが、バージョン毎にサポート終了期限がある。
- Office 2021(単体製品も含む)のサポート終了日は2026年10月13日。
- サポート終了後にはセキュリティ更新プログラムが配信されなくなるためセキュリティリスクが高まる。
[出典] ご存じですか? Office にはサポート期限があります(マイクロソフトのWebサイト)
2. サブスクリプション
アプリを利用する期間だけ料金を支払う仕組み。
- 月額払い、または年額払い。
- 支払った契約期間のみ利用できる権利を有する。
- 別料金不要で常に最新バージョンを利用できる。
- 適切にバージョンアップ、アップデートファイルを適用している限り、セキュリティリスクを抑えられる。
買い切りにするかサブスクリプションにするかの目安
次のいずれかに当てはまるときはサブスクリプションの「Microsoft 365 FamilyまたはPersonal」が向いています。
- 2人以上で利用する。
- Microsoft 365 Family:ユーザー数 1~6。同時最大使用台数 ユーザー1人当たり5台。
- 1人だが3台以上で利用する。
- Microsoft 365 Personal:ユーザー数 1。同時最大使用台数 ユーザー1人当たり5台。
- PCだけでなくAndroid OSやiOSのスマートフォン、タブレットでも利用する。
- OneDriveのストレージ容量を無料分の5GBよりも多く使う。Microsoft 365 Familyは1人当たり1TBまで利用可能です。
- 利用しなくなったら契約を止めたい。
- 初期投資を抑えたい。
- サブスクリプションの支払い合計額が、単体製品を超えても構わない。
- 買い替えずに最新バージョンを利用したい。
サブスクリプション月額払いが単体製品の金額を超えるのは14か月目から
エクセル単体製品と、Microsoft 365 Personalとの合計金額比較です。
- エクセル単体製品 17,904円
- Microsoft 365 Personal 月額1,284円
- 13か月目で合計16,692円
- 14か月目で合計17,976円
ここから具体的な各プランの具体的な製品を紹介します。
単体 買い切り型「単体製品」
Excel単体
価格(税込) ¥17,904。買い切り(1回限りの購入)の永続ライセンス。
ユーザー数 1
使用台数 2台
対応OS Windows 11 または Windows 10 (Windows PC)。Mac OS (Mac)
単体購入可能なデスクトップ版Officeアプリ一覧
Excelを含め下記のデスクトップ版Officeアプリを単体購入できます。
- 「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」「Access」「Publisher」 一律 ¥17,904
- OneNote 無料
- Project Standard 2021 ¥105,024
- Project Professional 2021 ¥175,204
- Visio Standard 2021 ¥50,574
- Visio Professional 2021 ¥95,344
セット 買い切り型「Microsoft Office」
Microsoft Office Personal 2021
利用できるデスクトップ版Officeアプリ
Word、Excel、Outlook、OneNote。
価格(税込) ¥32,784。買い切り(1回限りの購入)の永続ライセンス。
ユーザー数 1
使用台数 2台
対応OS Windows 11 または Windows 10 (Windows PC)
Macも利用可能。Microsoft Office Home & Business 2021
利用できるデスクトップ版Officeアプリ
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote。
価格(税込) ¥38,284。買い切り(1回限りの購入)の永続ライセンス。
ユーザー数 1
使用台数 2台
対応OS Windows 11 または Windows 10 (Windows PC)。Mac OS (Mac)
Microsoft Office Professional
利用できるデスクトップ版Officeアプリ
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Access、Publisher、OneNote。
価格(税込) ¥65,784。買い切り(1回限りの購入)の永続ライセンス。
ユーザー数 1
使用台数 2台
対応OS Windows 11 または Windows 10
セット サブスクリプション型「Microsoft 365」
月額¥1,850で最大6人 Microsoft 365 Family (サブスクリプション版)
利用できるデスクトップ版Officeアプリ
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Access、Publisher、OneNote。
2人以上で使うなら Microsoft 365 Family が Microsoft 365 Personal よりお得です!
価格(税込) 月額払い ¥1,850、または 年額払い ¥18,400(1か月当たり¥1,533)
ユーザー数 1~6
同時最大使用台数 ユーザー1人当たり5台
対応OS Windows、macOS、iOS、Android
使用人数毎の1人当たりの月額 (年額払い契約時)
1人 月額 ¥1,533
2人 月額 ¥767
3人 月額 ¥511
4人 月額 ¥383
5人 月額 ¥307
6人 月額 ¥256
Microsoft 365 Personal(サブスクリプション版)
Microsoft 365 Familyとの価格以外の違いは、使用人数とFamily Safety機能が無いこと。
利用できるデスクトップ版Officeアプリ
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Access、Publisher、OneNote。
価格(税込) 月額払い ¥1,284、または 年額払い ¥12,984(1か月当たり¥1,082)
ユーザー数 1
同時最大使用台数 ユーザー1人当たり5台
対応OS Windows、macOS、iOS、Android
Microsoft 365は家庭向けの他に一般法人向けもあり、ライセンス管理の観点では次の違いがあります。
- 家庭向け・・・ライセンスは個人のMicrosoftアカウントに紐付く。
- 法人向け・・・管理者がライセンス数(最大300)と利用ユーザーを一元管理できる。Microsoftアカウントは利用しない。
以上
エクセルのスクロール回数を減らせる高解像度モニター
エクセルの表示範囲を増やすには画面サイズではなく解像度を高くする必要があります。
フルHDよりも縦の解像度が高いQHD、4Kモニターならより多くの行数を表示できるのでマウススクロール回数が減らせ、作業がはかどります。
発売日 2021年8月20日
4K UHD 3840x2160、27インチ、IPS
[映像入力] 1x USB-C(DP1.4 Alt Mode)、2x HDMI2.0(HDCP 2.3 & 1.4)
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm、スピーカー、USB PD対応(最大65W)
普及価格帯でオフィスアプリに最適なDellノートPC Inspironシリーズ ピックアップ
CPUはIntel Core i5またはAMD Ryzen 5以上がおすすめ
マイクロソフトのエクセルやワード、写真や画像加工・編集、テレビ会議アプリなどの複数のアプリを同時にストレス無く稼働させるならIntel Core i5またはAMD Ryzen 5以上をお勧めします。
Intel Core iシリーズのCPUは性能が高い順にCore i7、i5、i3となります(数値が大きい方が性能が高い)。
それらに同等するAMDのCPUはそれぞれRyzen 7、5、3となります。
13インチ (約1.2kg前後)
モバイルに最適な軽量で場所をとらない小さなフットプリント。
13.3インチのディスプレイの解像度はFHD(1920x1080)の他に、さらに高解像度のFHD+(WUXGA 1920×1200)、QHD+(WQXGA 2560 x 1600)を搭載したモデルを選べます。
14インチ (1.6kg前後)
モバイルと作業の快適性のバランスがとれたサイズ。
14インチのディスプレイの解像度はFHD(1920x1080)の他に、さらに高解像度のFHD+(WUXGA 1920×1200)を搭載したモデルを選べます。
15.6インチ (1.75kg前後)
16インチ (1.9 kg前後)
本体幅は従来の15.6インチFHD(1920x1080)モデルと同じでありながら、画面面積が広くなり解像度もFHD+(WUXGA 1920×1200)にアップしました。
参考 マイクロソフトのWebサイト
2023年5月12日 10:00 AM コンシューマ向け Microsoft 365 および Office 製品の価格改定について