目次
概要
この投稿では、CAPT動作のCanon USB接続LBPプリンター(Satera LBP7010C)をネットワーク共有する2つの方法と、CAPT対応プリントサーバーを紹介します。
2025年05月 情報追加
2025年05月時点、CAPT対応プリントサーバーは生産完了しています。
プリントサーバーの接続や設定の手間や、プリンター自体のトナーとドラムユニットの入手性、買替え費用などを考慮すると、中古などでCAPT対応プリントサーバーを購入するよりも、下記の様な別のネットワーク対応プリンターに買替えた方がトータルコストを抑えられます。
コンパクトサイズ
外寸(突起部を除く) W399 × D399 × H239mm
重量(消耗品含む) 約15.2kg
外寸 W430 x D418 x H287mm
カートリッジを除く重量 約12.8kg
全色顔料インク
コンパクトサイズ
外形寸法(突起部を除く)W356 x D360 x H183mm
重量(消耗品含む) 約7.1㎏
はじめに
2020年06月03日 時点の情報です。
Apple AirMac Express(Wi-Fiルーター)にはプリントサーバー機能があり、「Brother A4モノクロレーザープリンタ HL-5040 USB接続」をUSB接続してネットワーク共有して、複数のパソコンから利用してました。
その後、カラー印刷用に今回の「Canon カラーレーザープリンター Satera LBP7010C(USB接続)」を購入し、AirMac ExpressにUSB接続してネットワーク共有しようと試みたところ認識しませんでした。
他のプリントサーバー製品を探していると、Buffalo製プリントサーバーのプリンター対応情報で、Canon製プリンターのうちCanon社のCAPTというソフトウェアで動作しているプリンターは対応していないという旨の下記の記述を発見。
[引用]
弊社製プリントサーバーは、一部機種(※)を除きプリンターの双方向通信機能に対応していません。
そのため、プリントサーバー経由で印刷するためにはプリンターの双方向通信を無効に設定する必要があります。※LPV4-U2-300S、LPV3-U2S
以下Canon社製プリンターは、Canon社 CAPT(Canon Advanced Printing Technology)ソフトウェアが導入されており、
このソフトウェアで双方向通信機能を無効にすることができないため、プリントサーバーを使用することができません。[出典] プリントサーバーを使用して印刷できません。【プリントサーバー全般】≪Canon LBPシリーズ(BuffaloのWebサイト)
Satera LBP7010Cの仕様を再確認するとCAPTで動作していました。
そして、SilexからCanon専用のCAPT対応プリントサーバーが販売されていることが分かりました。
CAPT動作のCanon LBPプリンターをネットワークで共有する2つの方法
- CAPT対応プリントサーバーを使う
- Canon製プリンターのうちCanon社のCAPTというソフトウェアで動作しているプリンターをプリントサーバーで共有するには、プリントサーバーがCAPTに対応している必要があります。
- CAPT対応と明示していないプリントサーバーは、基本的にCAPT非対応と見なした方がよいでしょう。
- 2020年時点でCanon専用CAPT対応プリントサーバーはSilexから販売されています。
- OSのプリンター共有機能を使う
- CAPT対応プリントサーバーを使わず、PCをプリントサーバーとして使う方法です。
- Windows OSの場合、WindowsパソコンにUSB接続したプリンターをネットワークで共有できます。
- 欠点は、OSのアップデートでプリンター共有周りの仕様が変わると共有できなくなる事が多々あり、再設定が必要になることです。
キヤノン専用USBプリントサーバ
C-6600GBの後継品
[有線LANインタフェース] RJ-45:×1
10BASE-T / 100BASE-TX / 1000BASE-T(自動認識)
[デバイスインタフェース] USB×2 (USB2.0 Hi-Speed Type-A)
Canon LBP7010Cのオプション紹介Webページに記載されているプリントサーバ「C-6600GB」はメーカー販売終了しています。
USBケーブル長の上限
USBケーブル長には上限があります。プリンターとプリントサーバーをUSBケーブル接続する際はご注意ください。
USB規格毎のケーブル最大長
- USB 2.0は最大5m (Type-Cコネクタは4m)
- USB 3.2 Gen 1は最大3m (Type-Cコネクタは2m)
- USB 3.2 Gen 2は最大1m
- USB 3.2 Gen 2x2は最大1m
- USB4 Version1.0は最大0.8m
この投稿で登場したプリンター
以上
プリンター ピックアップ
コンパクトサイズ
外寸(突起部を除く) W399 × D399 × H239mm
重量(消耗品含む) 約15.2kg
外寸 W430 x D418 x H287mm
カートリッジを除く重量 約12.8kg
全色顔料インク
コンパクトサイズ
外形寸法(突起部を除く)W356 x D360 x H183mm
重量(消耗品含む) 約7.1㎏
参考
Canon
【レーザービームプリンター】CAPTプリンタをネットワーク環境で使用する場合の注意点(CanonのWebサイト)
LBP7010C オプション・消耗品一覧(CanonのWebサイト)
- Canon専用のSilex製プリントサーバー C-6600GB [販売終了]
- Canon専用のSilex製プリントサーバー C-6700WG [販売終了]
C-6800GBの情報(C-6600GBの後継品)
プリントサーバ C-6800GB(SilexのWebサイト)
[C-6800GB]についてのFAQ。CAPTプリンタを使用する際の注意事項はありますか(SilexのWebサイト)
[C-6800GB]についてのFAQ。付属品のSX Virtual LinkとStandard TCP/IPは何か違うのでしょうか。(SilexのWebサイト)
C-6800GB 対応機種情報(SilexのWebサイト)
C-6600GBの情報
C-6600GB 対応機種情報(SilexのWebサイト)
USBデバイスサーバ機能も使える キヤノン専用USBプリントサーバ C-6600GB(PDF、SilexのWebサイト)
サイレックスから新製品 キヤノン専用USBプリントサーバ「C-6600GB」の発売(アットプレスのWebサイト、2010.07.01)
C-6700WGの情報
C-6700WG 対応機種情報(SilexのWebサイト)
キヤノンプリンタ専用 無線LAN IEEE802.11b/g対応 USBプリントサーバ C-6700WG(PDF、SilexのWebサイト)
サイレックス・テクノロジー、C-6700WGが簡単無線LAN設定規格WPSに対応(アットプレスのWebサイト、2008.11.05)
BuffaloのWebサイト
プリントサーバーを使用して印刷できません。【プリントサーバー全般】≪Canon LBPシリーズ(BuffaloのWebサイト)