目次
- 1 目次
- 2 概要
- 3 はじめに
- 4 図解:MSTハブを使う方法
- 5 図解:デイジーチェーン対応モニターと接続する方法
- 6 必須機能要件
- 7 MST機能で出力できる画面数と解像度はGPU側のDisplayPort帯域幅に依存する
- 8 MSTハブで出力できる画面数と解像度の組み合わせ例:DP1.4(DSC1.2非サポート時)の場合
- 9 画面数と解像度の組み合わせ例:DP1.2の場合
- 10 ホスト端子がDisplayPortのMSTハブ
- 11 ホスト端子がUSB-CのドッキングステーションタイプのMSTハブ
- 12 ホスト端子がUSB-CのMSTハブ
- 13 DP出力デイジーチェーン対応モニター
- 14 DP出力とUSB-C映像入力を接続する双方向対応ケーブル ピックアップ
- 15 HDMI出力とDP入力の接続では特殊な変換アダプタが必要
- 16 補足
- 17 用語
- 18 PCモニター環境構築に関する投稿一覧
- 19 最適なPC・モニターの選び方
- 20 テレワークにおすすめのPC・周辺機器・アイテム
- 21 参考
概要
この投稿では、1つのDisplayPort出力端子またはDP Alt Mode対応USB-C端子を備えたWindows PCにて、最大4台のモニターを接続する2つの方法「MSTハブ」と「デイジーチェーン接続」の図解と対応製品を紹介します。
はじめに
ノートPCでもトリプルディスプレイ
DisplayPort(DP)のバージョン1.2で追加されたMST機能によって、1つのDP端子から複数のディスプレイへビデオ信号を送信できるようになり、マルチディスプレイ環境を構築しやすくなりました。
MSTとはMulti Stream Transportの略称です。
複数のディスプレイへビデオ信号を分配するには、MSTハブまたはデイジーチェーン対応モニターを使うことで実現できます。
DP端子だけでなく、DisplayPort Alt Mode対応のUSB-C端子でも利用可能です。
DPと似た言葉のDisplayLink技術とは異なり特殊なドライバーのインストールは不要です。
USB-C端子の場合は形状だけで機能を判断できないので注意が必要です
USB-C(USB Type-C)規格では、その端子を介して、USB規格以外の信号(DisplayPortやHDMIなどのビデオ信号)や電力(USB Power Delivery機能)も流すことができます。
どの信号や電力を乗せるかはデバイス(PC、スマホ)の仕様次第ですので、デバイスの説明書等をご確認ください。端子の形状だけでは判断できませんのでご注意ください。
例えば、2つUSB-C端子を搭載したノートPCでも、1つのポートは充電専用、もう1つは充電非対応でビデオ信号やUSB規格の信号のやりとりが可能ということもあります。
図解:MSTハブを使う方法
説明
- 図中のホスト端子とは、MSTハブ側のオス端子を意味します。ホスト端子をPCの映像出力ポート(メス)に接続します。
- MSTハブの出力端子はDPまたはHDMIです。
- 複数モニターに同じ画面を表示する「複製表示」と、デスクトップ領域を広げる「拡張表示」に対応しています。
MSTハブの一例
トリプル 4K UHD 3840x2160@60Hz対応
ホスト端子が「Mini DP」です。 DisplayPort(オス) Mini DisplayPort(メス) 変換アダプタ付き
型番 101075
[対応OS] Windows。複数のモニターをサポートするには、DisplayPort MSTに対応必須。macOSは非対応。
[ホスト端子] 1x Mini DPオス。DisplayPort(オス) Mini DisplayPort(メス) 変換アダプタ付き
[出力端子] 3x DP1.4メス
[外部電源入力端子] USB-Cメス
[対応解像度]
GPUがDisplayPort1.4かつDSC1.2サポート時
・シングル時: 8K 7680x4320@60Hz
・デュアル時: 4K UHD 3840x2160@120Hz
・トリプル時: 4K UHD 3840x2160@60Hz
・トリプル時: QHD 2560x1440@120Hz
・トリプル時: FHD 1920x1080@240Hz
[重要事項]
・8K およびトリプル 4K@60Hz のサポートには、DisplayPort 1.4 および DSC 1.2 が必要です (NVIDIA RTX 以降のグラフィックス カードでのみ利用可能)。
・Intel 内蔵グラフィックス カードは現在、デュアル 4K@60Hz またはトリプル 4K@30Hz までしかサポートしていません
・ビデオの切断またはちらつき/点滅の問題が発生した場合は、付属の USB 電源ケーブルをコンピュータの USB ポートまたは充電器に接続します。
図解:デイジーチェーン対応モニターと接続する方法
説明
- DisplayPort出力端子を備えたモニターに他のモニターをデイジーチェーン接続(数珠つなぎ)する方法です。
- 末端のモニターはデイジーチェーン対応である必要はありません。
- 別途MSTハブは必要ありません。
- 図中のケーブル端子とは、PCの映像出力ポートとモニターの映像入力ポートを繋ぐケーブルのオス端子を意味しています。
必須機能要件
OS
- Windows 8.1以降
グラフィック
- DisplayPort バージョン1.2以降に対応していること。
- 端子形状はDisplayPort、Mini DisplayPort。またはDisplayPort Alt Mode対応USB-C。
MST機能で出力できる画面数と解像度はGPU側のDisplayPort帯域幅に依存する
出力する画面数を増やすほど、1画面あたりの解像度は小さくなる。
要点
- ビデオ出力において1画面(1つのモニターへ出力するビデオ信号)で消費する帯域幅は、画面の解像度、リフレッシュレート、色深度の3つの要素で決まる。
- 3つの要素の数値が高いほど、消費する帯域幅は大きくなる。
- GPU側の1つのDisplayPortで扱える帯域幅には上限がある。
- DisplayPortの帯域幅はバージョン1.2よりも1.4の方が大きい。
- MSTハブで分割した各画面は、GPU側の1つのDisplayPortの最大有効帯域幅を共有している。
- 画面数を増やすほど、1画面あたりで消費できる帯域幅が小さくなる。
- DisplayPortの最大有効帯域幅を100%とした場合、各画面で消費する帯域幅の合計はそれを超えてはならない。
- 超えた場合は画面が映らない。
- MSTハブはGPUの性能や帯域幅を向上させるものではない。
- GPU側がDP1.2、MSTハブがDP1.4の場合、扱える帯域幅の上限はGPU側のDP1.2に準ずる。
- GPU側がDP1.4、MSTハブがDP1.2の場合、扱える帯域幅の上限はMSTハブ側のDP1.2に準ずる。
- 帯域幅
- データ転送に使用する容量のことで単位はbpsを用います。
この他、MSTハブの出力ポート数、ケーブル、モニターも目的に即した規格・仕様を満たす必要があります。
例えば、GPU側のDisplayPortがバージョン1.4でその性能をフルに発揮するには
- MSTハブがDP1.4に対応していること。
- DPケーブルは、DP1.4に対応していること。
- 4画面出力するならば、MSTハブに出力ポートが4つ付いていること。
- 解像度を4Kで表示するならばモニターが4Kに対応していること。
などなど
DisplayPortのバージョン毎の帯域幅の表
バージョン | 最大仕様帯域幅 | 最大有効帯域幅 |
---|---|---|
1.1 | 10.8Gbps | 8.64Gbps |
1.2 | 21.6Gbps | 17.28Gbps |
1.3/1.4 | 32.4Gbps | 25.92Gbps |
2 | 80Gbps | 77.37Gbps |
1画面で消費する帯域幅(解像度とリフレッシュレートと帯域幅の関係表)
下記の表は、色深度を標準の8ビットとした場合の、解像度とリフレッシュレートと帯域幅の関係表です。
30 Hz | 60 Hz | 120 Hz | 144 Hz | |
---|---|---|---|---|
HD 1280×720 | 0.83Gbps | 1.66Gbps | 3.32Gbps | 3.98Gbps |
FHD 1920×1080 | 1.87Gbps | 3.73Gbps | 7.46Gbps | 8.96Gbps |
QHD 2560×1440 | 3.32Gbps | 6.64Gbps | 13.27Gbps | 15.93Gbps |
4K UHD 3840×2160 | 7.46Gbps | 14.93Gbps | 29.86Gbps | 35.83Gbps |
表補足
- 横軸:リフレッシュレート[Hz]
- 縦軸:解像度
- 色深度:標準の8ビットとしています
- 解像度とリフレッシュレートの組み合わせは一例です。GPUによって設定可能な解像度とリフレッシュレート値は異なります。
1画面(1つのモニターへ出力するビデオ信号)で消費する帯域幅は、画面の解像度、リフレッシュレート、色深度の3つの要素で決まります。
解像度、リフレッシュレート、色深度が高いほど、消費する帯域幅は大きくなります。
Windows PCでは、明示的に設定を変更しない限りリフレッシュレートは60Hz、色深度は8ビットです。
リフレッシュレートが高いほど、画面スクロール時に滑らかな表示が可能となります。
GPU側のDisplayPortの最大有効帯域幅に対する1画面で消費する帯域幅の割合
下記の表は、GPU側のDisplayPortの最大有効帯域幅を100%とした場合、1画面で消費する帯域幅を帯域割合で表わしたものです。
MSTハブ側で出力できる画面数、各画面の解像度、リフレッシュレートは、帯域割合の合計値が100%を超えない範囲で組み合わせることが可能です。
組み合わせ例はこの後の項目で紹介します。
解像度と リフレッシュレート |
帯域幅[Gbps] | DP1.2での帯域割合 (最大有効帯域幅 17.28Gbps) |
DP1.4での帯域割合 (最大有効帯域幅 25.92Gbps) |
---|---|---|---|
FHD 1920×1080@30Hz | 1.87 | 11% | 7% |
FHD 1920×1080@60Hz | 3.73 | 22% | 14% |
QHD 2560×1440@30Hz | 3.32 | 19% | 13% |
QHD 2560×1440@60Hz | 6.64 | 38% | 26% |
4K UHD 3840×2160@30Hz | 7.46 | 43% | 29% |
4K UHD 3840×2160@60Hz | 14.93 | 86% | 58% |
表補足
- 色深度:標準の8ビットとしています
- 解像度とリフレッシュレートの組み合わせは一例です。GPUによって設定可能な解像度とリフレッシュレート値は異なります。
MSTハブで出力できる画面数と解像度の組み合わせ例:DP1.4(DSC1.2非サポート時)の場合
DisplayPort1.4で出力可能な画面数と解像度の組み合わせ例です。
DisplayPort1.4の最大有効帯域幅25.92Gbpsを100%としています。
実際に出力できるか否かはGPUとMSTハブの仕様によりますのでご注意ください。
全画面 同一解像度で組み合わせた場合
画面 | 画面1 | 画面2 | 画面3 | 画面4 | 帯域割合 の合計[%] |
---|---|---|---|---|---|
解像度 | FHD 1920×1080@60Hz | FHD 1920×1080@60Hz | FHD 1920×1080@60Hz | FHD 1920×1080@60Hz | - |
帯域割合 | 14% | 14% | 14% | 14% | 58% |
--- | |||||
解像度 | QHD 2560×1440@60Hz | QHD 2560×1440@60Hz | QHD 2560×1440@60Hz | QHD 2560×1440@30Hz | - |
帯域割合 | 26% | 26% | 26% | 13% | 90% |
解像度 | QHD 2560×1440@60Hz | QHD 2560×1440@60Hz | QHD 2560×1440@60Hz | OFF | - |
帯域割合 | 26% | 26% | 26% | 0% | 77% |
--- | |||||
解像度 | 4K UHD 3840×2160@30Hz | 4K UHD 3840×2160@30Hz | 4K UHD 3840×2160@30Hz | OFF | - |
帯域割合 | 29% | 29% | 29% | 0% | 86% |
--- | |||||
解像度 | 4K UHD 3840×2160@60Hz | OFF | OFF | OFF | - |
帯域割合 | 58% | 0% | 0% | 0% | 58% |
DisplayPort1.4かつDSC1.2をサポートしたGPUとMSTハブでの組み合わせならば、4K UHD 3840×2160@60Hzのトリプル出力が可能です。
画面数と解像度の組み合わせ例:DP1.2の場合
DisplayPort1.2で出力可能な画面数と解像度の組み合わせ例です。
DisplayPort1.2の最大有効帯域幅17.28Gbpsを100%としています。
全画面を同一解像度で組み合わせた場合
画面 | 画面1 | 画面2 | 画面3 | 画面4 | 帯域割合 の合計[%] |
---|---|---|---|---|---|
解像度 | FHD 1920×1080@60Hz | FHD 1920×1080@60Hz | FHD 1920×1080@60Hz | FHD 1920×1080@60Hz | - |
帯域割合 | 22% | 22% | 22% | 22% | 86% |
--- | |||||
解像度 | QHD 2560×1440@30Hz | QHD 2560×1440@30Hz | QHD 2560×1440@30Hz | QHD 2560×1440@30Hz | - |
帯域割合 | 19% | 19% | 19% | 19% | 77% |
--- | |||||
解像度 | FHD 1920×1080@60Hz | FHD 1920×1080@60Hz | FHD 1920×1080@60Hz | OFF | - |
帯域割合 | 22% | 22% | 22% | 0% | 65% |
--- | |||||
解像度 | QHD 2560×1440@60Hz | QHD 2560×1440@60Hz | OFF | OFF | - |
帯域割合 | 38% | 38% | 0% | 0% | 77% |
--- | |||||
解像度 | 4K UHD 3840×2160@30Hz | 4K UHD 3840×2160@30Hz | OFF | OFF | - |
帯域割合 | 43% | 43% | 0% | 0% | 86% |
--- | |||||
解像度 | 4K UHD 3840×2160@60Hz | OFF | OFF | OFF | - |
帯域割合 | 86% | 0% | 0% | 0% | 86% |
異なる解像度で組み合わせた場合
画面 | 画面1 | 画面2 | 画面3 | 画面4 | 帯域割合 の合計[%] |
---|---|---|---|---|---|
解像度 | 4K UHD 3840×2160@30Hz | FHD 1920×1080@30Hz | FHD 1920×1080@30Hz | FHD 1920×1080@30Hz | - |
帯域割合 | 43% | 11% | 11% | 11% | 76% |
--- | |||||
解像度 | 4K UHD 3840×2160@30Hz | FHD 1920×1080@60Hz | FHD 1920×1080@60Hz | OFF | - |
帯域割合 | 43% | 22% | 22% | 0% | 86% |
--- | |||||
解像度 | 4K UHD 3840×2160@30Hz | QHD 2560×1440@30Hz | QHD 2560×1440@30Hz | OFF | - |
帯域割合 | 43% | 19% | 19% | 0% | 82% |
--- | |||||
解像度 | QHD 2560×1440@60Hz | QHD 2560×1440@60Hz | FHD 1920×1080@60Hz | OFF | - |
帯域割合 | 38% | 38% | 22% | 0% | 98% |
--- | |||||
解像度 | 4K UHD 3840×2160@30Hz | QHD 2560×1440@60Hz | OFF | OFF | - |
帯域割合 | 43% | 38% | 0% | 0% | 82% |
サポートされない組み合わせ例
帯域割合の合計が100%を超えるので出力ができません。
画面 | 画面1 | 画面2 | 画面3 | 画面4 | 帯域割合 の合計[%] |
---|---|---|---|---|---|
解像度 | 4K UHD 3840×2160@60Hz | 4K UHD 3840×2160@60Hz | 4K UHD 3840×2160@60Hz | 4K UHD 3840×2160@60Hz | - |
帯域割合 | 86% | 86% | 86% | 86% | 346% |
--- | |||||
解像度 | 4K UHD 3840×2160@30Hz | 4K UHD 3840×2160@30Hz | 4K UHD 3840×2160@30Hz | 4K UHD 3840×2160@30Hz | - |
帯域割合 | 43% | 43% | 43% | 43% | 173% |
--- | |||||
解像度 | 4K UHD 3840×2160@30Hz | 4K UHD 3840×2160@30Hz | 4K UHD 3840×2160@30Hz | OFF | - |
帯域割合 | 43% | 43% | 43% | 0% | 130% |
--- | |||||
解像度 | QHD 2560×1440@60Hz | QHD 2560×1440@60Hz | QHD 2560×1440@60Hz | OFF | - |
帯域割合 | 38% | 38% | 38% | 0% | 115% |
ホスト端子がDisplayPortのMSTハブ
DisplayPort出力端子に接続するタイプのMSTハブです。
出力画面数別に紹介します。
クアッド FHD 1920x1080対応 MSTハブ
クアッド 4K UHD 3840×2160@60Hz対応
[対応OS] Windows 11、Windows 10 (32/64)、Windows 8/8.1 (32/64)、Windows 7(32/64)
[ホスト端子] 1x DP1.2オス
[出力端子] 4x DP1.2メス
[外部電源入力端子] 入力電圧 5V DC、入力電流0.5A、プラグタイプ N
[対応解像度]
・シングル時: 4K UHD 3840x2160@30Hz
・デュアル時: QHD 2560x1440@60Hz
・デュアル時: 4K UHD 3840x2160@30Hz
・トリプル時: FHD 1920x1080@60Hz
・トリプル時: 2x FHD 1920x1080@60Hz + 1x 4K UHD 3840x2160@30Hz
・クアッド時: FHD 1920x1080@60Hz
[注意] DisplayPort 1.1ビデオカードを使用する場合、本製品はスプリッタとして機能します。すべてのディスプレイでビデオソースを自動的にミラーリングし、解像度は制限されます。
[注意] MSTは、取り付けたすべてのディスプレイで21.6 Gbpsを共有します。1つのポートでより高い解像度を使用すると、残りのポートで利用できる帯域幅が制限されます。ご使用のセットアップでの最適な解像度を求めるには、以下のガイドラインを参照してください。一部のグラフィックアダプタではMSTサポートに限りがあり、合計で3台を超える複数ディスプレイには対応しません。3台以上の追加モニタがある場合、4台目から無効になります。
[パッケージ内容] 4ポートマルチモニタDisplayPort MSTハブ、ユニバーサルACアダプタ 日本/北米/欧州/イギリス/オーストラリア、クイックインストール ガイド
トリプル 4K UHD 3840x2160対応 MSTハブ
トリプル 4K UHD 3840x2160@60Hz対応
ホスト端子が「Mini DP」です。 DisplayPort(オス) Mini DisplayPort(メス) 変換アダプタ付き
型番 101075
[対応OS] Windows。複数のモニターをサポートするには、DisplayPort MSTに対応必須。macOSは非対応。
[ホスト端子] 1x Mini DPオス。DisplayPort(オス) Mini DisplayPort(メス) 変換アダプタ付き
[出力端子] 3x DP1.4メス
[外部電源入力端子] USB-Cメス
[対応解像度]
GPUがDisplayPort1.4かつDSC1.2サポート時
・シングル時: 8K 7680x4320@60Hz
・デュアル時: 4K UHD 3840x2160@120Hz
・トリプル時: 4K UHD 3840x2160@60Hz
・トリプル時: QHD 2560x1440@120Hz
・トリプル時: FHD 1920x1080@240Hz
[重要事項]
・8K およびトリプル 4K@60Hz のサポートには、DisplayPort 1.4 および DSC 1.2 が必要です (NVIDIA RTX 以降のグラフィックス カードでのみ利用可能)。
・Intel 内蔵グラフィックス カードは現在、デュアル 4K@60Hz またはトリプル 4K@30Hz までしかサポートしていません
・ビデオの切断またはちらつき/点滅の問題が発生した場合は、付属の USB 電源ケーブルをコンピュータの USB ポートまたは充電器に接続します。
トリプル FHD 1920x1080対応 MSTハブ
トリプル FHD 1920x1080@60Hz対応
[対応OS] Windows: 10 / 8.1
[ホスト端子] 1x DP1.2オス
[出力端子] 3x DP1.2メス
[対応解像度]
・シングル時: 3840x2160@60Hz
・デュアル時: 2560x1600@60Hz
・トリプル時: 1920x1080@60Hz
トリプル FHD 1920x1080@60Hz対応
[対応OS] Windows: 10 / 8.1
[ホスト端子] 1x DPオス
[出力端子] 3x HDMI1.4メス
[外部電源入力端子] DCジャック(5V / 0.5 A)
[対応解像度]
・シングル時: 4K UHD 3840x2160@30Hz
・デュアル時: WQXGA 2560x1600@60Hz
・トリプル時: FHD 1920x1080@60Hz
デュアル 4K UHD 3840x2160対応 MSTハブ
発売日 2022年12月頃
デュアル 4K UHD 3840×2160@60Hz対応
[対応OS] Windows 10、Windows 11
[ホスト端子] 1x DP1.4オス
[出力端子] 2x HDMI2.0メス
[外部電源入力端子] Micro USBメス
[対応解像度]
出力元がDP1.4 かつ DSCサポート時
・シングル、デュアル共に: 4K UHD 3840×2160@60Hz
出力元がDP1.4 かつ DSC非サポート時
・1x 4K UHD 3840×2160@60Hz + 1x 4K UHD 3840×2160@30Hz
出力元がDP1.2の時
・シングル、デュアル共に: 1x 4K UHD 3840×2160@30Hz
発売日 2021年7月頃
デュアル 4K UHD 3840×2160@60Hz対応
[対応OS] Windows 10、Mac OS
[ホスト端子] 1x DPオス
[出力端子] 2x DPメス
[外部電源入力端子] Micro USBメス
[対応解像度]
Windows(MST model)
・シングル時: 1x DP 4K UHD 3840×2160@120Hz
・デュアル時: 2x DP 4K UHD 3840×2160@60Hz
MAC OS(SST model)
・シングル時: 1x DP 4K UHD 3840×2160@60Hz
・デュアル時: 2x DP 4K UHD 3840×2160@30Hz
発売日 2021年8月頃
デュアル 4K UHD 3840×2160@60Hz対応
Club3D Multi Stream Transport MST ハブ Hub DisplayPort 1.4 to HDMI デュアルディスプレイ 4K60Hz オス/メス (CSV-7200H)
[対応OS] Windows 10、MacOS X 10.14.4 or above (limited to only mirror mode)
[ホスト端子] 1x DP1.4オス
[出力端子] 2x HDMIメス
[外部電源入力端子] Micro USBメス
[対応解像度]
出力元がDP1.4 かつ DSC1.2サポート時
・シングル、デュアル共に: 4K UHD 3840×2160@60Hz
出力元がDP1.2の時
・1x 4K UHD 3840×2160@60Hz + 1x FHD 1920×1080@60Hz
[他] HDCP 1.4 and HDCP 2.2 Content protection サポート
発売日 2021年7月頃
デュアル 4K UHD 3840×2160@60Hz対応
[対応OS] Windows 10、Mac OS
[ホスト端子] 1x DPオス
[出力端子] 1x DPメス、1x HDMIメス
[外部電源入力端子] Micro USBメス
[対応解像度]
Windows(MST model)
・シングル時: 1x DP 8K 7680×4320@30Hz または 1x HDMI 4K UHD 3840×2160@60Hz
・デュアル時: 1x DP 4K UHD 3840×2160@60Hz + 1x HDMI 4K UHD 3840×2160@60Hz
MAC OS(SST model)
・シングル時: 1x DP 5K 5120×2880@60Hz または 1x HDMI 4K UHD 3840×2160@60Hz
・デュアル時: 1x DP 4K UHD 3840×2160@60Hz + 1x HDMI 4K UHD 3840×2160@60Hz
[他] HDCP 2.2、3Dサポート
ホスト端子がUSB-CのドッキングステーションタイプのMSTハブ
DisplayPort Alt Mode対応のUSB-Cポートに接続するタイプのMSTハブです。
ビデオ信号以外も転送できるUSB-Cポート接続のドッキングステーションタイプならば、MSTハブ機能だけでなく有線LAN、USB-C、USB-A、USB Power Delivery機能を備えています。
ポート数が少ないノートPCに最適です。
トリプル 4K UHD 3840x2160(シングル8K UHD)対応 ドッキングステーションタイプのMSTハブ
発売日 2020年3月
型番 201331-BLK-J
[対応OS]
DisplayPort MSTはWindowsのみ対応。最大3画面。
macOSは1画面出力のみ可能。
[ホスト端子] USB-Cオス
[映像出力] 3x DP1.4
[その他のインターフェース]
2x USB Type-A 3.0 5Gbps
1x USB Type-C 3.1 5Gbps
1x USB Type-C Power Delivery port 100W(USB電源アダプタからの電力供給を受けるポート)
1x ギガビットイーサネット
[対応解像度]
・トリプル時: 最大FHD 1920 x 1080 60Hz(DP1.4 withまたはwithout DSC時)
・トリプル時: 最大QHD 2560 x 1440 60Hz(DP1.4 with DSC時)
・トリプル時: 最大4K UHD 3840 x 2160 30Hz(DP1.4 with DSC時)
・デュアル時: 最大4K UHD 3840 x 2160 60Hz
・シングル時: 最大8K UHD 7680 x 4320 30Hz
ホスト端子がUSB-CのMSTハブ
DisplayPort Alt Mode対応のUSB-Cポートに接続するタイプのMSTハブです。
出力画面数別に紹介します。
トリプル 4K UHD 3840x2160対応 MSTハブ
トリプル 4K UHD 3840x2160@60Hz対応
[対応OS] Windows10
[ホスト端子] USB-Cオス
[出力端子] 3x DP1.4メス
[対応解像度]
・シングル時: 7680x4320@30Hz 24bpp
・デュアル時: 3840x2160@60Hz 30bpp
・トリプル時: 3840x2160@60Hz 24bpp
非圧縮のデュアル4K60Hz@24 bppをサポート、DSC 1.2 転送及び最大 4スライス解凍、HDR映像をサポートします。
G-Sync、FreeSyncおよびVRRをサポートします。
発売日 2021年3月
[対応機種] DisplayPort MST(Multi Stream Transport)機能に対応した機種
[ホスト端子] USB-Cオス
[出力端子] 3x DP1.4メス
[外部電源入力端子] 無し。ACアダプタは不要です。Type-Cポートからのバスパワー電源で動作します。
[対応解像度]
【パソコン本体のDisplayPort端子がVer.1.4かつDSC対応で接続先のモニターもDSC対応の場合】
・最大8K/60Hz×1(1台接続時)
・最大4K/60Hz×2 または 5K/60Hz×2(2台同時接続時)
・最大4K/60Hz×3(3台同時接続時)
発売日 2021年3月
[対応機種] DisplayPort MST(Multi Stream Transport)機能に対応した機種
[ホスト端子] USB-Cオス
[出力端子] 3x HDMIメス
[外部電源入力端子] 無し。ACアダプタは不要です。Type-Cポートからのバスパワー電源で動作します。
[対応解像度]
【パソコン本体がDisplayPort端子がVer.1.4かつDSCサポート時】
・最大4K/60Hz×1(1台接続時)
・最大4K/60Hz×2(2台同時接続時)
・最大4K/60Hz×3(3台同時接続時)
デュアル DCI 4K 4096x2160対応 MSTハブ
デュアル DCI 4K 4096x2160@60Hz対応
[対応OS] Mac OS™ and Windows™。M1ベースのMacは非対応。
[ホスト端子] USB-Cオス(Thunderbolt 3)
[出力端子] 2x DP1.2メス
MSTとSSTの両モードに対応
[対応解像度]
・シングル時: 5120x2880@60Hz
・デュアル時: 4096x2160@60Hz
デュアル DCI 4K 4096x2160@60Hz対応
[対応OS] Windows® 8、8.1、10、11
macOS 10.12 - 10.15、11.0、12.0。MacBook Pro/AirなどのTB3デバイスをサポートします。 (IntelベースのMacでは拡張デュアルディスプレイ、Apple M1チップ搭載の場合はシングルディスプレイ)。
[ホスト端子] USB-Cオス(Thunderbolt 3)
[出力端子] 2x DP1.2メス
[対応解像度]
・シングル時: 5K(5120x2880@60Hz)。表示するためには、本製品のDP出力2ポートとモニタ2ポートをケーブルで接続する。
・デュアル時: DCI-4K(4096x2160@60Hz)、4K UHD(3840x2160)、2K(2560x1600)、WUXGA(1920x1200)、FHD(1920x1080)、HD(1280x720)
デュアル DCI 4K 4096x2160@60Hz対応
[対応OS] Windows® 8、8.1、10、11
macOS 10.12 - 10.15、11.0、12.0
MacBook Pro & MacBook AirなどTB3搭載デバイス(Intelプロセッサ搭載Macでは拡張デュアルディスプレイに対応、Apple M1チップではデュアルディスプレイ非対応)
[ホスト端子] USB-Cオス(Thunderbolt 3)
[出力端子] 2x HDMIメス
[対応解像度]
・デュアル時: DCI-4K(4096x2160@60Hz)、4K UHD(3840x2160)、2K(2560x1600)、WUXGA(1920x1200)、FHD(1920x1080)、HD(1280x720)
デュアル 4K UHD 3840x2160対応 MSTハブ
発売日 2021年7月頃
デュアル 4K UHD 3840×2160@60Hz対応
[対応OS] Windows 10、Mac OS
[ホスト端子] USB3.2 Gen 2 Type-Cオス
[出力端子] 2x DP1.2メス
[外部電源入力端子] 無し
[対応解像度]
Windows(MST model)
・シングル時: 1x DP 4K UHD 3840×2160@120Hz
・デュアル時: 2x DP 4K UHD 3840×2160@60Hz
MAC OS(SST model)
・シングル時: 1x DP 4K UHD 3840×2160@60Hz
・デュアル時: 2x DP 4K UHD 3840×2160@30Hz
発売日 2020年12月頃
デュアル 4K UHD 3840×2160@60Hz対応
[対応OS] All
[ホスト端子] USB-Cオス
[出力端子] 2x HDMI
[外部電源入力端子] 無し
[対応解像度]
Windows(MST model)
・出力元がDP1.4サポート時 デュアル: 4K UHD 3840×2160@60Hz
・出力元がDP1.2サポート時 デュアル: 4K UHD 3840×2160@30Hz
MAC OS(SST model)
・出力元がDP1.4サポート時 デュアル: 4K UHD 3840×2160@60Hz
・出力元がDP1.2サポート時 デュアル: 4K UHD 3840×2160@30Hz
[他] HDCP 2.2 and 1.4サポート
デュアル 4K UHD 3840×2160@60Hz対応
[対応OS] Windows 10、Windows 11
[ホスト端子] USB-Cオス
[出力端子] 2x HDMI2.0メス
[外部電源入力端子] 無し
[対応解像度]
出力元がDP1.4 かつ DSCサポート時
・シングル、デュアル共に: 4K UHD 3840×2160@60Hz
出力元がDP1.4 かつ DSC非サポート時
・1x 4K UHD 3840×2160@60Hz + 1x 4K UHD 3840×2160@30Hz
出力元がDP1.2の時
・シングル、デュアル共に: 1x 4K UHD 3840×2160@30Hz
発売日 2021年7月頃
デュアル 4K UHD 3840×2160@60Hz対応
[対応OS] Windows 10、Mac OS
[ホスト端子] USB3.2 Gen 2 Type-Cオス
[出力端子] 1x DPメス、1x HDMIメス
[外部電源入力端子] 無し
[対応解像度]
Windows(MST model)
・シングル時: 1x DP 8K 7680×4320@30Hz または 1x HDMI 4K UHD 3840×2160@60Hz
・デュアル時: 1x DP 4K UHD 3840×2160@60Hz + 1x HDMI 4K UHD 3840×2160@60Hz
MAC OS(SST model)
・シングル時: 1x DP 5K 5120×2880@60Hz または 1x HDMI 4K UHD 3840×2160@60Hz
・デュアル時: 1x DP 4K UHD 3840×2160@60Hz + 1x HDMI 4K UHD 3840×2160@60Hz
[他] HDCP 2.2、3Dサポート
発売日 2018年5月頃
デュアル 4K UHD 3840x2160@60Hz対応
[対応OS] Mac™ OS and Windows™ 10。M1ベースのMacは非対応。
[ホスト端子] USB-C(Thunderbolt 3)
[出力端子] 2x HDMI2.0
[対応解像度]
・シングル、デュアル時ともに: 4K UHD 3840x2160@60Hz
発売日 2020年6月頃
デュアル 4K UHD 3840x2160@30Hz対応
[対応OS] Windows
[ホスト端子] USB-Cオス
[出力端子] 2x DP1.2
[外部電源入力端子] 無し。ACアダプタは不要です。Type-Cポートからのバスパワー電源で動作します。
[対応解像度]
・シングル時: 最大4K/3840x2160@60Hz
・デュアル時: 最大4K/3840x2160@30Hz
DP出力デイジーチェーン対応モニター
解像度別に紹介します。
4K UHD 3840x2160
発売日 2022年2月16日
4K UHD 3840x2160@60 Hz、27インチ、IPS Black
[映像入力] 1x HDMI(HDCP 2.2)、1x DP1.4(HDCP 2.2)、USB-Cアップストリーム / 電源供給あり DisplayPort 1.4 Altモード (最大出力90W、HDCP 2.2)
[映像出力] 1x DP
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[色域] 100% Rec 709, 100% sRGB, 98% DCI-P3
[水平視野角] 178°
[垂直視野角] 178°
[他] VESA100mm、LAN(RJ-45)、KVM
QHD 2560x1440
発売日 2021年4月2日
QHD 2560x1440、27インチ、IPS
[映像入力] 1x HDMI(HDCP 1.4)、1x DP1.4(HDCP 1.4)、1x USB Type-C(DP1.4 Alt Mode)
[映像出力] 1x DP
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm、LAN(RJ-45)、KVM
発売日 2021年4月2日
U2722DEの廉価版。USB Type-Cによる映像入力は無し
QHD 2560x1440、27インチ、IPS
[映像入力] 1x HDMI(HDCP 1.4)、1x DP1.4(HDCP 1.4)
[映像出力] 1x DP
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm
発売日 2021年2月
カメラ、マイク、スピーカー内蔵
QHD 2560x1440、27インチ、IPS
[映像入力] 1x HDMI、1x DP1.4、1x USB Type-C(DP1.4 Alt Mode)
[映像出力] 1x DP
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm、LAN(RJ-45)、KVM、カメラ、マイク、スピーカー
発売日 2020年8月28日
日本が原産国のEIZOモニター。
EIZOは石川県白山市に本社を置く映像機器を製造、販売する日本のメーカーです。以前のブランド名はNANAO。EIZOのモニターは、医療現場、製造業現場、出版・写真・映像制作現場などで目にする堅牢な作りの製品です。
QHD 2560x1440、27インチ、IPS
[映像入力] 1x HDMI、1x DP、1x USB Type-C(DP Alt Mode)
[映像出力] 1x USB Type-C(デイジーチェーン)
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm、LAN(RJ-45)
WUXGA 1920x1200
アスペクト比は16:10。FHDと比較し縦が120ピクセル広く面積が11%増し。エクセルなら5行多く表示できます。
発売日 2020年9月
WUXGA 1920x1200、24.1インチ、IPS
[映像入力] 1x HDMI1.4、1x DP1.4、1x USB Type-C(DP1.4 Alt Mode)
[映像出力] 1x DP
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm、LAN(RJ-45)
発売日 2020年9月25日
WUXGA 1920x1200、24.1インチ、IPS
[映像入力] 1x HDMI、1x DP、1x USB Type-C(DP Alt Mode)
[映像出力] 1x USB Type-C(デイジーチェーン)
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm、LAN(RJ-45)
FHD 1920x1080
発売日 2021年4月2日
[映像入力] 1x HDMI(HDCP 1.4)、1x DP1.4(HDCP 1.4)、1x USB Type-C(DP1.4 Alt Mode)
[映像出力] 1x DP(HDCP 1.4)
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm、LAN(RJ-45)、KVM
発売日 2021年4月2日
U2422HEの廉価版。USB Type-Cによる映像入力は無し
FHD 1920x1080、23.8インチ、IPS
[映像入力] 1x HDMI(HDCP 1.4)、1x DP1.4(HDCP 1.4)
[映像出力] 1x DP(HDCP 1.4)
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm
発売日 2021年2月
カメラ、マイク、スピーカー内蔵
FHD 1920x1080、23.8インチ、IPS
[映像入力] 1x HDMI、1x DP1.2、1x USB Type-C(DP1.4 Alt Mode)
[映像出力] 1x DP
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm、LAN(RJ-45)、KVM、カメラ、マイク、スピーカー
DP出力とUSB-C映像入力を接続する双方向対応ケーブル ピックアップ
DP出力からモニターのUSB-C映像入力方向への接続には、双方向対応ケーブルを使う必要があります。
HDMI出力とDP入力の接続では特殊な変換アダプタが必要
HDMI出力とDP入力と、その逆のDP出力とHDMI入力では利用できる変換ケーブルが異なるので注意が必要です。
まず、MSTハブのDP出力とモニターのHDMI入力を接続するには、下記の通常の変換ケーブルで接続すれば映像が映ります。
一方、MSTハブのHDMI出力とモニターのDP入力を接続するには、上記ケーブルでは映像が映らないため、下記の特殊な変換アダプタが必要となります。
発売日 2022年1月12日
最大解像度 4K UHD(3840x2160) 60Hz
[HDCP] 1.4/2.3対応
[コネクタ形状]
・ソース側: HDMI オス (タイプA 19ピン)
・ディスプレイ側: DisplayPort メス
・補助電源側: USB 2.0 Micro-B メス
[ケーブル長] 約15cm
[付属品] USB給電ケーブル (USB 2.0 Type-A オス - Micro-B オス) (約25cm、コネクタを含む)
[補足] AMC-HDDPの後継品です
[関連] 「HDMI出力からDisplayPort入力への接続で使う変換アダプタ特集。USB-Cモニターにも対応 」
補足
モニターによっては、入力端子によって表示できる最大解像度が異なることがあります
たとえばDellのQHD(2560×1440)表示対応モニターU2713HMの場合、DP入力ではQHD表示可能ですが、HDMI入力だとFHD(1920×1080)までしか表示できません。
モニターの製品仕様(公式ページの情報)で、接続予定の入力端子の最大表示解像度を確認しておきましょう。
DisplayPortと似た単語のDisplayLinkは異なる技術です
DisplayPortと似た単語にDisplayLinkがあります。DisplayLinkもディスプレイを拡張する技術ですが仕組みは異なります。製品選びの際は間違えないようにしてください。
この投稿でDisplayLinkには詳しくは触れませんが、利用するには、OSにDisplayLinkのドライバーをインストールする必要があります。
2台目以降のモニターに表示するグラフィックデータはCPUで圧縮とエンコードをして生成し、USB-Aポート経由で外部モニターに送信する接続する技術です。
そのためCPU内蔵GPUやグラフィックカードのGPUから直接グラフィックデータを生成するDisplayPortとに比べると、CPUへの負荷が上昇します。
DisplayLink製品にはUSBディスプレイアダプタと、アダプタが一体化されたUSBモニターがあります。
グラフィックデータ生成から表示の流れ
GPUでグラフィックデータを生成し、CPUで圧縮とエンコードをする。
↓
DisplayLinkチップ搭載USBディスプレイアダプタに圧縮データをUSB-A経由でUSBディスプレイアダプタに送信する。
↓
USBディスプレイアダプタで圧縮データのデコードと展開をする。
↓
D-Sub、HDMI、DisplayPortなどの標準的なインターフェース経由でモニターに表示する。
またはUSB-Aモニターに表示する。
用語
- マルチディスプレイ
- PCに複数台のモニターを接続し、複数画面構成にすること。
2画面はデュアルディスプレイ、3画面はトリプルディスプレイ、4画面はクアッドディスプレイ、6画面はヘキサディスプレイ、8画面はオクタディスプレイと表現します。 - MST
- Multi Stream Transport(マルチ ストリーム トランスポート)
理論的には、最大63台のモニターをサポートできる。
1つのDisplayPort出力(バージョン1.2以上)で複数の独立したビデオ信号を送信し、複数のモニターを使用することができる機能。
MSTの機能はDP1.2から備わった機能です。 - Thunderbolt 3
- 端子の形状はUSB-C。
インテルがアップルと共同開発した高速汎用データ伝送技術のこと。端子の形状のことではない。 - Thunderbolt 2、Thunderbolt 1
- 端子の形状はMini DisplayPort
インテルがアップルと共同開発した高速汎用データ伝送技術のこと。端子の形状のことではない。
以上
PCモニター環境構築に関する投稿一覧
Windows 11 マルチモニター拡張表示で左右を入れ替える方法。上下左右配置と回転設定
DisplayPort出力とUSB-C映像入力を接続する双方向ケーブル特集
USB-Cケーブル1本でモバイルモニターからノートPCへ給電、ノートPCからモニターへ映像出力する接続方法。JAPANNEXT JN-MD-IPS1401FHDR
HDMI出力とVGA、DVI入力接続。USB-C(DP Alt Mode)出力とDP、VGA、DVI入力を接続するケーブルと変換アダプタ
ウィンドウが小さく集約されるのをディスプレイ自動電源オフを無効にして回避する方法 on Windows 10 2004
Windows 10 画面を回転させるショートカットとマウス操作方法
Dell U2713HMのHDMI接続の最大解像度は1920×1080。QHD(2560×1440)表示はDPとDVIのみ対応
【失敗】ウィンドウが小さく集約されるのをBIOSでビデオポートを固定し回避する方法 on Windows 10 2004
最適なPC・モニターの選び方
テレワークにおすすめのPC・周辺機器・アイテム
【2022年11月】東プレ REALFORCE 現行品の価格順マトリックス表。R3Sの英語配列版が新発売
【2022年7月】東プレ REALFORCE 現行品の価格順マトリックス表。R3Sが新登場
【2022年5月】東プレ REALFORCE現行品マトリックス表。R3、R2、R2 PFU Limited Editionシリーズ
ノートPCキーボードに影響しないNumLockキー非連動テンキーパッドで誤入力を解消する
三脚穴・レンズカバー付きWebカメラLogicool C920s購入理由とクイックスタート手順
15.6型ワイドPC(B4)対応 3WAYトートバッグ FIRST DOWN 200-BAGFT4BK 購入理由・サイズ実測・外観レビュー
ノートPCスタンド エレコム PCA-LTSC2WH サイズ実測と外観紹介。15.6型ワイドPC対応 棒状にたためてコンパクト
参考
MST技術
マルチストリーム・トランスポート (MST) リファレンス・ガイド(インテルのWebサイト)
デイジーチェーン対応モニターの導入ガイド(EIZOのWebサイト)
MST(Multi Stream Transport)技術解説(クリック・インポート合同会社のWebサイト)
帯域幅を使用して最適なビデオ出力を決定する方法(インテルのWebサイト)
MSTハブ製品の主要メーカー
コンピュータ関連の接続ケーブル・アダプターを開発する主要メーカーです。
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Club3D
Club3Dはオランダに本社を置き、コンピュータ関連の接続機器の設計開発に注力した会社です。
Amazonで取扱商品を見る
Club3DのWebサイト -
StarTech.com
StarTech.comはカナダに本社を置き、コンピュータ関連の接続機器の設計開発に注力した会社です。
Amazonで取扱商品を見る
StarTech.comのWebサイト -
Cable Matters
Cable Mattersはアメリカのマサチューセッツ州にあるコンピュータ関連の接続機器の設計開発に注力した会社です。
Amazonで取扱商品を見る
Cable MattersのWebサイト -
Plugable
Plugableはアメリカ ワシントン州が拠点を置き、USBデバイス向けの接続機器の設計開発に注力した会社です。創設者はUSBおよびBluetoothテクノロジーに関連する複数の特許の発明者です。
Amazonで取扱商品を見る
PlugableのWebサイト