目次
症状
Windows 10にて画面の自動電源オフからの復帰後にウィンドウサイズが小さくなり左上に集約されてしまう(640x480くらいのウィンドウサイズになる)。
デスクトップアイコンの配置が崩れてしまう。
PCとモニターの接続はDisplayPort接続です。
ここで紹介する解決方法はPCのBIOS設定にてビデオポートの認識方法を自動から手動に切り替える方法です。Windowsのレジストリはいじりません。
あわせてデスクトップアイコンの配置を保存、復帰するフリーウェアも紹介します。
「KH DeskKeeper2018」
結果は失敗
残念ながら、この方法では数週間後に症状が再発してしまいました。
後日、次の方法で回避できました。レジストリは変更しません。
ウィンドウが小さく集約されるのをディスプレイ自動電源オフを無効にして回避する方法 on Windows 10 2004
症状の発生したPC構成
- OS
Windows 10 Pro 64bit バージョン 2004 (10.0.19041)
デスクトップPC
Intel NUC5i3RYH
BIOSバージョン RYBDWi35.86A.0385.2020.0519.1558 (日付 2020/05/19)
GPU Intel HD グラフィックス 5500
ビデオアダプタードライバーバージョン 20.19.15.5126 (日付 2020/01/21)
CPU Intel Core i3-5010U (3M Cache、2.10GHz)
搭載したメモリー 2x8GB 1.35V DDR3L-1600(PC3L-12800) SO-DIMM
対応メモリー DDR3L-1333/1600 1.35V SO-DIMM。最大16GB。
映像出力端子 Mini-DP 1.2、Mini-HDMI 1.4a
導入年月 2015年5月
モニター Dell U2713HM (IPS 27インチ、QHD 2560x1440。映像入力 HDCP対応DVI-D、DisplayPort、HDMI、D-Sub)
接続方法 DisplayPort
ディスプレイの解像度 2560 x 1440
手順
※ PCによってBIOS設定画面へ入るためのキー、設定手順、設定名が異なります。設定できない場合もあります。事前にご利用のPCの取扱説明書を確認してください。
PCの電源を入れる
Windowsの起動画面が表示される前に、次のような画面が数秒間表示されます。
↓
F2キーを押してBIOS設定画面に入る
↓
BIOS画面です
↓
Advanced
↓
Devices -> Video
↓
IGD Primary Video Portの値はデフォルトで「Auto」になっています。
IGDとは内蔵グラフィックデバイスのことです。
↓
IGD Primary Video Portの値を「DisplayPort」にする
(デフォルト値 Auto)
今回はDisplayPort接続しているので「DisplayPort」を選択しました。
ご自身が利用している環境に合わせてポートを選択してください。
↓
BIOS設定を保存して終了。
Windowsを起動する。
現状の画面、スリープ、スクリーンセーバーの設定内容
電源とスリープ
- 設定内容
画面 10分
スリープ 15分 - 設定画面へのアクセス手順
スタートメニュー->設定->システム->電源とスリープ
または
スタートメニュー->設定->個人用設定->ロック画面->スクリーンタイムアウト
スクリーンセーバー
-
設定内容
スクリーンセーバー ブランク
待ち時間 5分
再開時にログイン画面に戻る オフ -
設定画面へのアクセス手順
スタートメニュー->設定->個人用設定->ロック画面->スクリーン セーバー設定
解像度
- 設定内容
ディスプレイの解像度 2560 x 1440 - 設定画面へのアクセス手順
スタートメニュー->設定->システム->ディスプレイ
デスクトップアイコンの配置を保存、復帰するフリーウェア
アイコンの配置を保存しておくことで、崩れた際に元に戻すことができます。配置は解像度毎に保存できます。
KH DeskKeeper2018
動作環境 Windows 10/8.1/8/7/Vista(32bit・64bit両対応)
種別 フリーウェア
バージョン 5.20
最終更新日 2020/05/02
以上
DellのPCモニターを各シリーズから1機種ずつピックアップ
対象シリーズ:SE、S、U、UP、ゲーミング向けS、G、Alienware。
ピクセルピッチ(画素ピッチ)に注意
デルの22(21.5)インチ フルHDモニターのうち、次の4モデルのピクセルピッチ(画素ピッチ)は長方形(横0.2493mm x 縦0.2410mm)で、1対1の正方形ではありません。
該当モデル SE2222H、E2223HN、E2225H、E2225HS(2024年10月時点)。
どう影響するかというと、図形を表示した場合に正円が楕円、正方形が長方形として表示されます。
機種選びの際はピクセルピッチの値にご注意ください。
【S】ご家庭での作業の生産性、エンターテインメント環境を向上
発売日 2024年3月21日
QHD 2560x1440、27インチ、IPS
[映像入力] 2x HDMI2.0(HDCP 1.4)、1x DP1.2(HDCP1.4)
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm、スピーカー
【U】Sよりも広い色域の表示に対応
- 工場出荷時の色補正が施されており、工場出荷時に完全なキャリブレーション レポートが付属。
- 色調整で色空間名(sRGBなど)、色温度をケルビン値(5000K、6500Kなど)で設定可能。
発売日 2022年2月16日
4K UHD 3840x2160@60 Hz、27インチ、IPS Black
[映像入力] 1x HDMI(HDCP 2.2)、1x DP1.4(HDCP 2.2)、USB-Cアップストリーム / 電源供給あり DisplayPort 1.4 Altモード (最大出力90W、HDCP 2.2)
[映像出力] 1x DP
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[色域] 100% Rec 709, 100% sRGB, 98% DCI-P3
[水平視野角] 178°
[垂直視野角] 178°
[他] VESA100mm、LAN(RJ-45)、KVM
【UP】キャリブレーション対応。複数モニターの色表示を統一する制作環境に最適
- 測色計対応(キャリブレーション)。Uシリーズよりもさらに厳密な色調整が可能。
- 対応する色域規格が多く、カバー率が高い。AdobeRGB、DCI-P3、sRGB、Rec.709、Rec.2020。
- 工場出荷時の色補正が施されており、工場出荷時に完全なキャリブレーション レポートが付属。
発売日 2020年2月17日
CalMAN対応
100%のAdobe RGB、80% BT.2020および98% DCI-P3(DCI-P3の色空間により、sRGBよりも優れた色再現性を実現)
【ゲーミング向けS】ゲーミングスタンダード
発売日 2020年8月21日
FHD 1920x1080/144Hz/VA/27インチ/水平視野角178°/垂直視野角178°/350カンデラ/3000:1/HDMI x2、DisplayPort x1/72% (CIE 1931), 72% NTSC, 83% (CIE 1976)/高さ/前後傾き/VESA100mm
【G】ゲーミングスタンダード
発売日 2024年9月
QHD 2560x1440/180Hz/Fast IPS/27インチ/水平視野角178°/垂直視野角178°/応答時間4ms GTGレベル1、2ms GTGレベル2、1ms GTGレベル3、5ms GTGオフモード/400カンデラ/1000:1/1000:1/HDMI2.1 x1、DisplayPort1.4 x1/99%sRGB(CIE1931)/前後傾き/VESA100mm
【Alienware】ゲーミングハイエンド
発売日 2022年9月9日
QHD 2560x1440/Fast IPS/27インチ/水平視野角178°/垂直視野角178°/DisplayPort(OC) 180 Hz, DisplayPort 165Hz, HDMI 144Hz/600カンデラ/1000:1/HDMI x1、DisplayPort1.4 x2/100% sRGB, 95% DCI-P3/縦回転/高さ/左右旋回/前後傾き/VESA100mm
【SE】コスト重視。発色控えめのエントリーモデル
発売日 2024年8月20日
FHD 1920x1080/75Hz/VA/27インチ/水平視野角178°/垂直視野角178°/300カンデラ/3000:1/HDMI x1、D-Sub15ピン x1/72% NTSC (CIE 1931)、83% NTSC (CIE 1976)/傾き調整/VESA100mm
パネルはIPS、VA、TNのどれが良い?
低価格重視で選ぶ場合でも、目の疲れを軽減し生産性を向上させるならば、視野角の広いIPSまたはVAパネルを搭載したモデルをおすすめします。
TNパネルは上下左右の視野角が狭く、単一色を表示したときにグラデーションがかかったような表示となります。
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