目次
結論
PCとモニターをDisplayPort接続したWindows 10 PCにて、ディスプレイの自動電源オフからの復帰後に開いていたウィンドウが左上に小さく集約されてしまう症状を「ディスプレイの電源を指定時間後に切る設定を無効する」ことで回避できました。
[関連] 【失敗】ウィンドウが小さく集約されるのをBIOSでビデオポートを固定し回避する方法 on Windows 10 2004
症状
Windows 10にてディスプレイの自動電源オフからの復帰後に、開いていたウィンドウが左上に小さく集約されてしまう(640×480くらいのウィンドウサイズになる)。
症状発生時の「電源とスリープ」の設定内容
- PCを15分後に自動でスリープ状態にする。
- ディスプレイの電源を10分後に自動で切る。
画面復帰のタイミングはPCが自動スリープ状態になる前である。
あくまでも筆者のPC環境においてですが、
症状がスリープによって発生しているのでは無く、
自動で電源が切れたディスプレイが復帰するタイミングで発生していました。
検証
検証のためWindowsの「電源とスリープ」設定にて、PC自動スリープとディスプレイ自動電源オフの有効、無効を下記4つのパターンで試してみました。
パターン | PC自動スリープ | ディスプレイ自動電源オフ |
---|---|---|
パターン1 | 有効 | 有効 |
パターン2 | 無効 | 無効 |
パターン3 | 有効 | 無効 |
パターン4 | 無効 | 有効 |
すると、ディスプレイの自動電源オフが有効の時、言い換えるとディスプレイの自動電源オフからの復帰後に症状が発生することが分かりました。PCのスリープは関係ありませんでした。
そこで「ディスプレイの電源を指定時間後に切る設定」を無効にし、自動スリープはオン(1時間後にスリープ)にして数週間様子をみてみました。その結果、症状が発生する頻度が格段に減りました。
最終的に、ディスプレイの電源を切る設定を無効にする代わりにスクリーンセーバーをブランクにし、PCをスリープする設定を有効にして運用しています。
症状の発生したPC構成
OS Windows 10 Pro 64bit バージョン 2004
モニター Dell U2713HM
(IPS 27インチ、QHD 2560x1440。映像入力 HDCP対応DVI-D、DisplayPort、HDMI、D-Sub)
接続方法 DisplayPort
ディスプレイの解像度 2560 x 1440
デスクトップPC Intel NUC5i3RYH
- CPU Intel Core i3-5010U (3M Cache、2.10GHz)
- GPU Intel HD グラフィックス 5500
- 映像出力端子 Mini-DP 1.2、Mini-HDMI 1.4a
ディスプレイの電源を指定時間後に切る設定を無効する手順
スタートメニュー->設定->システム->電源とスリープ
または
スタートメニュー->設定->個人用設定->ロック画面->スクリーンタイムアウト
↓
電源とスリープ設定画面
画面項目のディスプレイの電源を切る時間の選択肢を「なし」にします。
スクリーンセーバーをブランクにする手順
スタートメニュー->設定->個人用設定->ロック画面->スクリーン セーバー設定
↓
スクリーンセーバー設定画面
スクリーンセーバーの選択肢を「ブランク」にします。
以上
DellのPCモニターを各シリーズから1機種ずつピックアップ
対象シリーズ:SE、S、U、UP、ゲーミング向けS、G、Alienware。
【SE】コスト重視。発色控えめのエントリーモデル
発売日 2024年8月20日
FHD 1920x1080/75Hz/VA/27インチ/水平視野角178°/垂直視野角178°/300カンデラ/3000:1/HDMI x1、D-Sub15ピン x1/72% NTSC (CIE 1931)、83% NTSC (CIE 1976)/傾き調整/VESA100mm
【S】ご家庭での作業の生産性、エンターテインメント環境を向上
発売日 2021年8月20日
4K UHD 3840x2160、27インチ、IPS
[映像入力] 1x USB-C(DP1.4 Alt Mode)、2x HDMI2.0(HDCP 2.3 & 1.4)
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[他] VESA100mm、スピーカー、USB PD対応(最大65W)
【U】Sよりも広い色域の表示に対応
- 工場出荷時の色補正が施されており、工場出荷時に完全なキャリブレーション レポートが付属。
- 色調整で色空間名(sRGBなど)、色温度をケルビン値(5000K、6500Kなど)で設定可能。
発売日 2022年2月16日
4K UHD 3840x2160@60 Hz、27インチ、IPS Black
[映像入力] 1x HDMI(HDCP 2.2)、1x DP1.4(HDCP 2.2)、USB-Cアップストリーム / 電源供給あり DisplayPort 1.4 Altモード (最大出力90W、HDCP 2.2)
[映像出力] 1x DP
[スタンド機能] 縦回転、高さ、左右回転、前後傾き
[色域] 100% Rec 709, 100% sRGB, 98% DCI-P3
[水平視野角] 178°
[垂直視野角] 178°
[他] VESA100mm、LAN(RJ-45)、KVM
【UP】キャリブレーション対応。複数モニターの色表示を統一する制作環境に最適
- 測色計対応(キャリブレーション)。Uシリーズよりもさらに厳密な色調整が可能。
- 対応する色域規格が多く、カバー率が高い。AdobeRGB、DCI-P3、sRGB、Rec.709、Rec.2020。
- 工場出荷時の色補正が施されており、工場出荷時に完全なキャリブレーション レポートが付属。
発売日 2020年2月17日
CalMAN対応
100%のAdobe RGB、80% BT.2020および98% DCI-P3(DCI-P3の色空間により、sRGBよりも優れた色再現性を実現)
【ゲーミング向けS】ゲーミングスタンダード
発売日 2020年8月21日
FHD 1920x1080/144Hz/VA/27インチ/水平視野角178°/垂直視野角178°/350カンデラ/3000:1/HDMI x2、DisplayPort x1/72% (CIE 1931), 72% NTSC, 83% (CIE 1976)/高さ/前後傾き/VESA100mm
【G】ゲーミングスタンダード
発売日 2024年9月
QHD 2560x1440/180Hz/Fast IPS/27インチ/水平視野角178°/垂直視野角178°/応答時間4ms GTGレベル1、2ms GTGレベル2、1ms GTGレベル3、5ms GTGオフモード/400カンデラ/1000:1/1000:1/HDMI2.1 x1、DisplayPort1.4 x1/99%sRGB(CIE1931)/前後傾き/VESA100mm
【Alienware】ゲーミングハイエンド
発売日 2022年9月9日
QHD 2560x1440/Fast IPS/27インチ/水平視野角178°/垂直視野角178°/DisplayPort(OC) 180 Hz, DisplayPort 165Hz, HDMI 144Hz/600カンデラ/1000:1/HDMI x1、DisplayPort1.4 x2/100% sRGB, 95% DCI-P3/縦回転/高さ/左右旋回/前後傾き/VESA100mm
パネルはIPS、VA、TNのどれが良い?
低価格重視で選ぶ場合でも、目の疲れを軽減し生産性を向上させるならば、視野角の広いIPSまたはVAパネルを搭載したモデルをおすすめします。
TNパネルは上下左右の視野角が狭く、単一色を表示したときにグラデーションがかかったような表示となります。
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HDMI出力とVGA、DVI入力接続。USB-C(DP Alt Mode)出力とDP、VGA、DVI入力を接続するケーブルと変換アダプタ
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