目次
症状
Windows 10の「バックアップと復元」やバックアップソフトMacrium reflectでWindowsのシステムイメージ作成機能を実行すると、VSS(ボリュームシャドウコピー)に関するエラー「0x80042306」「0x81000019」が発生しバックアップが完了しない。
2016年9月時点の情報です。
今回のエラーが発生しているWindows 10の環境
今回のエラーが発生しているWindows 10は下記の手順で構築したものです。
- MacにBoot CampでWindows 10をインストール。
- そのWindows 10のシステムバックアップでOSのバックアップデータを作成。
- そのバックアップデータをWindows PCにリストア。
発生しているエラー内容
エラー内容「Macrium reflect」の場合 0x80042306
ERROR: COM call "m_pVssObject->BackupComplete(&pAsync)" failed.
- Returned HRESULT = 0x80042301
- Error text: VSS_E_BAD_STATE
Gathering Windows Events - Please Wait
Backup aborted! - Failed To Create Volume Snapshot. Result Code: 0x80042306
ボリューム シャドウ コピー サービス エラー: 予期しないエラー CreateFileW(\?GLOBALROOTDeviceHarddiskVolumeShadowCopy2,0x80000000,0x00000003,...) です。hr = 0x80070001, ファンクションが間違っています。
エラー内容「Windows 10のバックアップと復元」の場合 0x81000019
Windows 10 バックアップの失敗エラー シャドウ コピーを作成できませんでした
[Window Title]
Windows バックアップ: トラブルシューティング オプション
[Main Instruction]
バックアップを確認する
[Content]
シャドウ コピーを作成できませんでした。詳細については、"VSS" および "SPP" のアプリケーション イベント ログを確認してください。
詳細: シャドウ コピー プロバイダーでエラーが発生しました。詳細についてはシステム イベント ログとアプリケーション イベント ログを確認してください。
[^] 詳細の非表示 [バックアップの実行を再試行する(T)] [バックアップ設定の変更(C)] [キャンセル]
[Expanded Information]
エラー コード: 0x81000019
解決方法
概要
MicrosoftのAutoruns for Windows(Sysinternals Autoruns)ツールを使い、自動起動するAppleHFSを停止させます。
Autoruns for Windowsをダウンロードする
ダウンロード
https://docs.microsoft.com/en-us/sysinternals/downloads/autoruns
ファイル名 Autoruns.zip
適当なところに圧縮ファイルを解凍(展開)する
Autoruns.zipを右クリック->すべて展開をクリック
Autoruns.exeを管理者権限で起動する
展開したファイルのうちAutoruns.exeを右クリック->管理者として実行をクリック
AppleHFSを停止する
Filter欄に「applehfs.sys」と入力する。
「AppleHFS」が抽出されるので、そのチェックマークを外す。
Windowsを再起動する
これで無事、システムイメージが作成できるようになりました。
以上
参考にしたサイト
-
System Restore, Restore Points and Windows 7 style backups do not work
https://www.edandersen.com/2015/07/06/windows-10-on-mac-bootcamp-fixes/ -
Image backup keeps failing - Can't create restore point
https://www.tenforums.com/backup-restore/54054-image-backup-keeps-failing-2.html
Boot Campといえば
USBメモリ ピックアップ (USB3.2 Gen1対応)
手頃な価格帯で、Windows 10、11のブート可能なインストール メディアを作成するには充分な性能です。
シリコンパワー USBメモリ 32GB USB3.2 Gen1 (USB3.1 Gen1 / USB3.0) フラッシュドライブ ヘアライン仕上げ Blaze B02 SP032GBUF3B02V1K
[最大連続読込] 非公開
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[最大連続読込] 非公開
64GB以上の容量を使う際にはexFATやNTFSでフォーマットする
- FAT32形式で認識できる容量は32GBまでです。64GB以上の容量を認識させるにはexFATやNTFSでフォーマットします。
Windowsでフォーマットするとカタログ容量よりも減るのは仕様です
- カタログ容量で64GBのUSBメモリをWindowsでフォーマットすると約59GBになります。カタログの容量誤表記、不具合、故障ではありませんのでご注意ください。
- 商品カタログ上の容量は国際単位系(SI)の10進数で計算した容量です。一方、Windows OSでは2進数で計算しており、10進数で算出よりも容量が小さくなります。
USBメモリはSSDに比べて寿命が短い
- 高耐久版のUSBメモリを除き普及価格帯のUSBメモリはSSDやHDDに比べて圧倒的に寿命が短く長期保存には不向きですので、バックアップ装置の本命としての利用は避けるのが無難です。
内蔵SSDを検討する
M.2 PCIe NVMe SSD
2023年時点で市販されている主なM.2 PCIe NVMe SSDのラインナップは、PCIeの世代によってPCIe Gen 3と、PCIe Gen 4の2つがあります。
PS5で使用するSSDはGen4x4への対応が必須です。
PCIe Gen 3 モデル
同世代でも低速、中速、高速モデルがあります。低速モデルはシーケンシャル読み取りと書き込みは1000MB/s前後ですが、2.5インチSATA3.0 SSDの最大速度600MB/sよりも高速です。
高速モデルは規格上の最大速度に近づく分、熱暴走を防ぐための放熱対策が重要になります。ヒートシンク付きの場合には、PC内にヒートシンクが干渉しないスペースがあることを確認することが必要です。
PCIe Gen 4 モデル
PCIe Gen 3の後継であるPCIe Gen 4は、データ転送速度が最大で2倍に向上しました。2023年時点で最速の世代です。
PCIeには下位互換があるのでGen 4のSSDをGen 3以下のPCでも使用できますが、最大速度は下位規格の上限に制限されます。
PlayStation 5で使用するM.2 SSDの必須要件は「PCIe Gen4x4 NVMe (Key M)」です。
2.5インチ SATA SSD
ノートPCの数世代前の2.5インチSATA HDDをSSDに交換するだけで大幅な速度向上と静音化を実感できます。
2023年時点で120GBが1000円台、256GBが2000円台です。
SATA USB変換アダプターを検討する
内蔵SATA HDD/SSDをUSB接続の外付けディスクとして利用するための変換アダプターです。
2.5インチ専用
ディスクへの電力供給はUSBポートからバスパワーで供給します。
SATA to USB-A変換
SATA to USB-C変換
電源アダプターを用いたセルフパワーで3.5インチHDDにも対応
3.5インチHDDを駆動させるにはバスパワーでは電力不足のため、別途電源アダプターを用いた電力供給が必要です。
電源アダプターを用いたセルフパワー対応なのでUSBバスパワーに比べて安定した電力供給が可能です。
[この製品の型番は販路の違いで2つあります]
仕様は同じです。
- Web販売モデルの型番 LHR-L1BSTWUCD
- 量販モデルの型番 LGB-1BSTUC
[主な仕様]
- 対応ストレージ 2.5インチまたは3.5インチのSATA HDDとSATA SSD
- 対応容量 3.5インチHDDは最大16TB、2.5インチHDDは最大5TB、SSDは最大2TB
- 台数 1台
- USBポート形状 USB-C
- インターフェース USB3.2 Gen2
- HDD接続コネクター SATA
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USB接続 M.2 SSDケースを検討する
対応転送速度別に紹介します。
M.2 SSDのケース選びの際は、M.2 NVMeとM.2 SATAのどちらに対応しているかを確認しましょう。
10Gbps (USB 3.2 Gen 2、3.1 Gen 2)
発売日 2022年1月上旬
M.2 NVMe/M.2 SATA SSD両対応
10Gbps (USB 3.2 Gen 2、3.1 Gen 2)
カバーが無いので厚めのヒートシンクを取り付けたM.2 SSDを組み込めます。
発売日 2022年1月上旬
M.2 NVMe//M.2 SATA SSD両対応
10Gbps (USB 3.2 Gen 2、3.1 Gen 2)
発売日 2021年4月頃
M.2 NVMe//M.2 SATA SSD両対応
10Gbps (USB 3.2 Gen 2、3.1 Gen 2)
Inateckとはドイツで設立された、コンピュータ周辺機器の設計、製造および販売をおこなう企業です。
発売日 2019年11月頃
型番 201091-GRY
M.2 NVMe SSD専用
10Gbps (USB 3.2 Gen 2、3.1 Gen 2)
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20Gbps (USB 3.2 Gen 2x2、USB4 Gen 3x1)
発売日 2021年3月
M.2 NVMe SSD専用
20Gbps (USB 3.2 Gen 2x2)
40Gbps (USB4 Gen 3x2、Thunderbolt 3 or 4)
M.2 NVMe SSD専用
40Gbps