Windows 11 IMEツールバーではなく言語バーを表示する方法。以前のバージョンのMicrosoft IME用

概要

この投稿では、Windows 11の「以前のバージョンのMicrosoft IME」やATOKなどの他社IMEの言語バーをデスクトップにフロート表示する方法を紹介します。

設定個所は2つあります。

「新しいバージョンのMicrosoft IME」用のIMEツールバーの表示方法は、「Windows 11の新しいMicrosoft IME用のIMEツールバーをデスクトップに表示する2つの方法 」をご覧ください。

動作確認したOSバージョン

OSバージョン

• エディション Windows 11 Pro
• バージョン 24H2
• OS ビルド 26100.4351

前提知識

言語バーとIMEオプションアイコンの表示は排他的

言語バーとIMEオプションアイコンの表示は排他的であるため、IMEオプションアイコンの表示設定が有効になっていると言語バーは非表示になります。

注意点
「新しいバージョンのMicrosoft IME」を有効にした状態では、言語バー表示の設定を有効にしても言語バーは表示されません。

IMEオプションアイコンの表示方法は、「Windows 11 タスクバーに「A」「あ」アイコンを表示する方法(IMEオプションアイコン) 」をご覧ください。

言語バーとIMEツールバーは異なる機能

言語バーと、Windows 11に搭載の「新しいバージョンのMicrosoft IME」用の「IMEツールバー」は異なる機能です。

1. 言語バーは「以前のバージョンのMicrosoft IME」やATOKなどの他社製IMEの従来のツールバーです。
2. IMEツールバーは「新しいバージョンのMicrosoft IME」用の新しいツールバーです。

IMEツールバーの表示方法は、「Windows 11の新しいMicrosoft IME用のIMEツールバーをデスクトップに表示する2つの方法 」をご覧ください。

症状

1. デスクトップ上に言語バーが表示されなくなった。
2. 設定「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」をオンにしているにも関わらず、言語バーが表示されない。

【解決ポイント】言語バーを表示するには2つの設定が必要

1. 設定「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」を有効にする。
2. 設定「言語バーのオプション」にて「デスクトップ上でフロート表示する」を有効にする。

具体的な手順は次をご覧ください。

【設定箇所 その1】「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」を有効にする手順

Windowsの[設定]を開く

設定リンクは、タスクバー左側のスタートアイコンを右クリックすると開くメニュー一覧にあります。
↓

左サイドメニューの[時刻と言語]をクリックする。

左サイドメニューが開いていない場合は、左上の[≡]をクリックしてメニューを開きます。
↓

[入力]をクリックする。
↓

[キーボードの詳細設定]をクリックする。
↓

見出し「入力方式の切り替え」にある設定項目「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」が、言語バーを表示するための設定個所の1つ目です。

上記画像はチェックが外れている状態なので、言語バーが非表示になっています。代わりにタスクバーにIMEオプションアイコンが表示されます。

では、言語バーを表示するために、チェックを付けます。
↓

チェックを付けた状態の動作

• タスクバー内のIMEオプションアイコン(「A」または「あ」)が非表示になります。
• 言語バーが使用可能な場合(注釈)、言語バーがデスクトップに表示されます。

(注釈)「言語バーが使用可能な場合」とは
「言語バーが使用可能な場合」とは、次の言語バー設定にて「デスクトップ上でフロート表示する」がオンになっている状態を意味します。
↓

【設定箇所 その2】「デスクトップ上でフロート表示する」を有効にする手順

同設定画面にある[言語バーのオプション]をクリックする。
↓

設定タブ「言語バー」 -> 見出し「言語バー」
ここが、言語バーを表示するための設定個所の2つ目です。

言語バー
[v]デスクトップ上でフロート表示する
[]タスクバーに固定する
[]表示しない

言語バーを使用可能にするために、設定項目「デスクトップ上でフロート表示する」にチェックを付けて、[適用]をクリックします。

以上

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