DDR3L SO-DIMMをNUCに取り付ける手順と診断結果。Apacer DV.08G2K.KAMの外観紹介

概要

この投稿では、台湾メーカーApacerのPCメモリー DV.08G2K.KAM (1.35V DDR3L-1600 PC3L-12800 8GB SO-DIMM)の外観と、Intel NUC NUC5i3RYHへ取り付ける手順、「Memtest86+」によるメモリー診断結果を紹介します。

メインで使っているPC Intel NUC NUC5i3RYHには、現状8GBのメモリーを1枚挿しています。複数アプリ使用中のメモリー残量が心許なくなってきたため、もう1枚8GBメモリーを増設し合計16GBにすることにしました。

対応メモリーは1.35V DDR3L-1333(PC3L-10600) または 1.35V DDR3L-1600(PC3L-12800) SO-DIMMです。ポイントは低電圧1.35Vであることです。1.5Vでは動作しないので注意する必要があります。

今回選んだメモリーはApacerのDV.08G2K.KAM (1.35V DDR3L-1600 PC3L-12800 8GB SO-DIMM)です。

Apacerは台湾のメーカーで、このメーカーのPCパーツは初めて購入しました。ローエンドからミッドレンジの製品でも経験上安心度の高い台湾の企業ということで選択しました。既存のメモリーはUMAXというメーカーのもので、同じく台湾の企業です。

Windowsの起動も問題なし。
Windows使用中の不具合もなし。
Memtest86+のメモリー診断で合格。
メモリーの耐久性はまだ未知数。

ApacerのPCパーツは初めて購入しましたが、総合的に満足な結果です。

OS Windows 10 Pro 64bit
デスクトップPC Intel NUC5i3RYH
第5世代インテル Core プロセッサー・ファミリー搭載インテル NUC キット
対応メモリーは1.35V DDR3L-1333/1600 SO-DIMM。
最大メモリーサイズは16GB。
増設前のメモリ 1枚
UMAX Castor SoDDR3-8GB-1600(1.35V DDR3L-1600 PC3-12800 8GB CL11 SO-DIMM)
増設メモリ 1枚
Apacer DV.08G2K.KAM (1.35V DDR3L-1600 PC3L-12800 8GB SO-DIMM)

購入はドスパラのネット通販でおこないました。

エアー緩衝材でしっかり保護されています。

パッケージ

片面にICチップが8個搭載。両面合わせて16個。

HWiNFO64 v6.24での確認したところ、搭載チップはSamsung製と表示されました。

UMAX Castor SoDDR3-8GB-1600(1.35V DDR3L-1600 PC3-12800 8GB CL11 SO-DIMM)

片面にICチップが8個搭載。両面合わせて16個。

チップの刻印「SEC 434 HYK0 K4B4G0846Q」
Samsung.comのデータシートpdfに「K4B4G0846Q」の情報が記載されています。
https://www.samsung.com/semiconductor/global.semi/file/resource/2017/11/DS_DDR3_4Gb_Q_die_UDIMM_135V_Rev10-0.pdf

新しいメモリーを単体でメモリー診断するために、既存のメモリーを取り外します。

NUCの裏蓋を開けた状態

結果：合格

Apacerメモリー DV.08G2K.KAMのみを取り付けた状態

Memtest86+の画面
Pass: 1
Errors: 0
1周目の診断が完了してエラー数ゼロ

結果：合格
既存メモリーは過去に診断済みです。

メモリーを2枚取り付けた状態

結果：合格

CPU-Zを起動してSPDタブで確認します。
Voltage欄が1.35Vとなっています。
Memory Slot Selection項目にてDDR3LではなくDDR3となっていますが異常ではありません。

Channel項目が無事Dualとなっています。
容量は合計16GB。

エラーも無く、Windowsも無事に稼働しています。
メモリー増設とメモリー診断が無事完了しました。

静電気でメモリーなどの電子パーツを故障させないように、触れる際は静電気防止手袋などで静電気対策をしておきましょう。