SATAより速いローエンドNVMe SSDで快適に。NUCに取り付ける手順とベンチマーク(Patriot P300 256GB P300P256GM28US)

目次

概要

この投稿では、ミニPC Intel NUC「NUC5i3RYH」にローエンドM.2 NVMe SSDを取り付ける手順と、PCIe2.0 x4で動かした場合のベンチマークを紹介します。

購入したSSDは、Patriot MemoryのP300シリーズ M.2 PCIe3.0 x4 NVMe SSD 256GB 「US VersionのP300P256GM28US」です。
Amazon.co.jpで購入しました。出荷元はAmazon。販売元は「Patriot Memory」です。

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はじめに

ミニPC Intel NUC「NUC5i3RYH」で稼働中の2.5インチSATA SSDの動作速度が著しく低下し始めたため今回のSSDに交換しました。

交換前のSSDは「Intel SSDSC2CT240A4 (335シリーズSSD MLCタイプ、2.5インチ SATA 6Gb/s SSD)」です。
2013年3月から利用開始し使用時間は6万時間(7年分)経過していました(2020年06月時点)。
2020年5月ころからアプリ動作にもたつきを感じたり、短時間フリーズするようになりました。

S.M.A.R.T.情報をCrystalDiskInfoで確認してみたところ、項目「代替処理済のセクタ数」の生の値が3になっていました。
表示上は正常ですが、異常になったり起動不能になる前にSSDを交換することにしました。
OSはWindows7から始まり現在はWindows 10 Pro 64bit。PCも乗り換えつつ長年活躍してくれました。

交換しても改善しない場合は他の部分に不具合が生じている可能性があるので、その時は別の方法を考えます。


S.M.A.R.T.情報。「代替処理済のセクタ数」の生の値が3

交換を検討していた2020年5月以前は、M.2 PCIe NVMe SSDはSATAよりも割高だったため躊躇していたのですが、2020年6になってから256GB帯の価格が値下がり始め入手しやすくなりました。

用途的に速度はこれまでと同じSATA 6.0Gb/sで充分ですが、好奇心としてはSATAよりも高速なM.2 PCIe NVMeタイプを試してみたく、
最終的には予算、用途、好奇心を照らし合わせて、今回のものに落ち着きました。

交換後の所感

低価格帯ローエンドモデルのNVMe SSDでもSATA6.0Gb/sの理論上の最大速度の3倍は速度アップしました。
快適さが蘇り、筆者の用途に照らし合わせれば充分満足のいく結果となりました。
小型PCに取り付けるので、ハイエンドモデルと比較的して発熱の少ないローエンドモデルは最適な選択です。

PCの用途

  • Gmail、GoogleドキュメントなどのWebブラウザ系アプリ。
  • ChromeでのWebブラウジング。
  • Photoshopでの画像編集(レイヤー数枚ほど)。
  • PHPコーディング。
  • それを複数起動しての使用です。

SSD選びで検討した内容

  • 物理接続方式は2.5インチ版SATAかM.2か。
  • M.2ならデータ転送方式はPCIeかSATAか。
  • 容量は256GB以内で充分。
  • 予算は5000円以下。
  • DRAMキャッシュ有りか、無しか。
    • ただし2020年7月時点でDRAMキャッシュ搭載モデルは減少している。
  • PC側の放熱性能、速度上限を考慮してローエンドモデルから選ぶ。
    • PC側のPCIe規格が「2.0 x4」である。
    • ハイエンドモデルを選んでもPC側がボトルネックとなり本来の速度を出しきれない。
    • 高速過ぎても排熱が追いつかず熱暴走する懸念がある。
    • 2020年7月時点でのミッドレンジSSDでの主流は「PCIe3.0 x4」です。

PCの構成

OS Windows 10 Pro 64bit バージョン2004
PC Intel NUC5i3RYH
M.2 カードスロット 1つ。M.2 PCIe2.0 x4。key type M
2.5インチスロット 1つ。SATAの転送規格 6.0Gb/s

Intel NUCにM.2 SSDを取り付ける


Intel NUC5i3RYHに取り付けます。


PC本体をひっくり返した状態にして、PCの裏ぶたを開きます。
M.2 SSDは本体の基板左側に取り付けます。
裏ぶたの左側についているクッション状のものはM.2 SSD用のサーマルパッドです。
これがM.2 SSDに接触することでSSDが発する熱を吸収しケースに伝え、SSDの温度を下げ熱暴走を防ぎます。

2.5インチSSDは裏蓋に取り付ける構造です。


M.2スロット。key type Mの切り欠きに合わせた突起があります。


M.2スロットにSSDを斜めに差し込んで下に押さえる。


ネジで固定して取り付け完了です。
ネジはNUCに最初から取り付けられているのでそれを使います。

裏蓋を元に戻し起動。BIOSで認識されていることを確認します。

S.M.A.R.T.情報 Patriot P300

使用ソフト CrystalDiskInfo 8.6.2


数値上は、初期不良はなさそうです。

取り付け作業、S.M.A.R.T.情報の確認は無事完了しました。
常用開始となります。

ベンチマーク Patriot P300

使用ソフト CrystalDiskMark 7.0.0
このSSDのスペック「PCIe3.0 x4」よりも下位の規格「PCIe2.0 x4」で稼働させています。


速度はSATAに比べて3倍から5倍向上。もたつき感も解消されました。

ベンチマーク比較:2.5インチ SATA 6Gb/s SSD (Intel 335 SSDSC2CT240A4)のベンチマーク結果

使用時間が6万時間(7年分)経過した状態での結果です。使用開始当初よりも速度は低下しています。

Patriot MemoryのSSDを検討する

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以上

内蔵SSDを検討する

2021年現在、ノートPCのストレージはM.2 PCIe NVMe SSDが主流になりつつあり、1TBも入手しやすい価格になりました。
エントリーモデルはシーケンシャル読み取りと書き込みは1000MB/s台となりますが、SATA3.0の最大速度600MB/sよりも充分高速です。価格も発熱も控えめです。ハイエンドモデルは規格上の最大速度に近づく分、熱暴走を防ぐための放熱対策が重要になります。
転送方式がPCIe3.0x4の場合、規格上の最大転送速度は約4GB/sです。

M.2 PCIe NVMe SSD

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M.2 SATA SSD

HDDよりも高速で低発熱なSATA SSDは、HDDからの乗り替えに最適です。
転送方式がSATA3.0の規格上の最大転送速度は600MB/s(6Gbps)です。

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2.5インチ SATA SSD

M.2非対応、SATA対応のノートPCのHDDをSSDに乗り換えるのに最適です。

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M.2 SSD用 USB外付けケースを検討する

対応転送速度別に紹介します。
M.2 SSDのケース選びの際は、M.2 NVMeとM.2 SATAのどちらに対応しているかを確認しましょう。

10Gbps (USB 3.2 Gen 2、3.1 Gen 2)

発売日 2022年1月上旬
M.2 NVMe/SATA SSD両対応
10Gbps (USB 3.2 Gen 2、3.1 Gen 2)
カバーが無いので厚めのヒートシンクを取り付けたM.2 SSDを組み込めます。
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発売日 2022年1月上旬
M.2 NVMe/SATA SSD両対応
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発売日 2021年4月頃
M.2 NVMe/SATA SSD両対応
10Gbps (USB 3.2 Gen 2、3.1 Gen 2)
Inateckとはドイツで設立された、コンピュータ周辺機器の設計、製造および販売をおこなう企業です。
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発売日 2019年11月頃
M.2 NVMe SSD専用
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20Gbps (USB 3.2 Gen 2x2)

発売日 2021年3月
M.2 NVMe SSD専用
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40Gbps (Thunderbolt 3 or 4)

発売日 2022年1月中旬
M.2 NVMe SSD専用
40Gbps
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SATA USB変換アダプターを検討する

内蔵SATA HDD/SSDをUSB接続の外付けディスクとして利用するための変換アダプターです。

2.5インチ専用

ディスクへの電力供給源はUSBポートからのバスパワーのみです。

SATA to USB-A変換
SATA to USB-C変換

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電源アダプターを用いたセルフパワーで3.5インチHDDにも対応

3.5インチHDDを駆動させるにはバスパワーでは電力不足のため、別途電源アダプターを用いた電力供給が必要です。
電源アダプターを用いたセルフパワー対応なのでUSBバスパワーに比べて安定した電力供給が可能です。

SATA to USB-A変換

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