目次
概要
この投稿では、Windows 10の再ライセンス認証をプロダクトキーでおこなうためのプロダクトキー入力ダイアログを「slui 3」コマンドで表示させる方法を紹介します。
この方法は、Windows 10の再ライセンス認証をプロダクトキーでおこないたいのに、ライセンス認証画面に「プロダクトキーを変更する」リンクが存在せずプロダクトキー入力に進めないため実施しました。
「slui 3」に至るまでに実施した他の解決方法とその結果も紹介します。
はじめに
メインPCの買い替えにともない、旧PCのWindows 10がインストールされたSSDを新PCに移設してそのまま起動して使うことにしました。
[関連] 既存PCのWindows 10 SSDを別のPCへ取り付けて起動する方法。DELLノートPCからIntelデスクトップPCへ移行
Windows 10のライセンスは、旧PCにてMicrosoftアカウントとリンクさせて、デジタルライセンスによるライセンス認証を済ませてあります。
旧PCのライセンス認証画面にはこのように表示されていました。
- 「Windows は、Microsoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」
新PCに移設したSSDで無事OSが起動。ハードウェアの大幅な変更が生じたのでWindows 10の認証状態が「Windowsはライセンス認証されていません」となりました。
ここまでは想定通りです。
デジタルライセンスにリンクさせておいたMicrosoftアカウントでサインインすればライセンス認証されるはずが認証されませんでした。
そこでプロダクトキーによる再ライセンス認証のため次の3つの方法を試みました。
成功したのは解決方法3の「slui 3」コマンドによる方法です。
- 解決方法1: ライセンス認証のトラブルシューティングツールを実行する方法
- 解決方法2: 「プロダクトキーを変更する」リンクからプロダクトキーによる認証をおこなう方法
- 解決方法3: 「slui 3」コマンドでプロダクトキーによる認証をおこなう方法
PC環境
OSとライセンス認証方法
Windows 10 Pro 64bit バージョン1909
- Windows 7から無償アップグレードしたWindows 10
- ライセンス認証方法はデジタルライセンスでMicrosoftアカウントとリンク済み
再利用するSSD
2.5インチ SATA SSD
メーカー CFD
型番 CSSD-S6T256NHG6Q(中身はTOSHIBA THNSNJ256GCSU)
新PC:デスクトップPC Intel NUC8I3BEH
メーカー Intel
機種名 NUC8I3BEH
購入年 2020年
CPU Intel Core i3-8109U
物理メモリ 8GB (8GB x 1)、DDR4 2666(PC4-21300)、CFD D4N2666CM-8G(中身はcrucial CT8G4SFS8266)
最大物理メモリ容量 32GB
搭載可能内部ドライブ・フォームファクター M.2 and 2.5" Drive
SDカードリーダー あり
グラフィックス出力 HDMI 2.0a、USB-C (DP1.2)
Thunderbolt 3 ポートの数 1
サポートされているディスプレイ数 3
GPU Intel Iris Plus グラフィックス 655
無線LAN Intel Wireless-AC 9560 + Bluetooth 5.0
有線LAN Intel Ethernet Connection I219-V
旧PC:ノートPC Dell inspiron 1520
メーカー Dell
機種名 inspiron 1520
購入年 2008年
OS変遷
Windows XP Professional SP2
Windows Vista Ultimate
Windows 7 Professional 64bit
Windows 10 Pro 64bit
ストレージ変遷
2.5インチ SATA HDD 120GB (5400rpm) Seagate Momentus 5400.3
2.5インチ SATA SSD 250GB CFD CSSD-S6T256NHG6Q(TOSHIBA THNSNJ256GCSU)
CPU Intel Core 2 Duo T8300 2.4GHz (3MB L2キャッシュ、800MHz FSB)
搭載したメモリー 4GB (2GB x 2)、DDR2-667(PC2-5300) SO-DIMM、SAMSUNG M470T5663QZ3-CE6
対応メモリー DDR2-667(PC2-5300) SO-DIMM。最大4GB。
チップセット Intel PM965
解決方法1:ライセンス認証のトラブルシューティングツールを実行する方法
結果は失敗。
Windowsの設定->更新とセキュリティ->ライセンス認証->トラブルシューティング->
トラブルシューティングが完了しました->このデバイス上のハードウェアを最近変更しました->
すると下記の表示がでて認証できず。
Windows をライセンス認証できません
Windows を再度ライセンス認証することができません。
現在、弊社のサーバーが利用できないためです。
数分間待機するか、Microsoft アカウントをもう一度追加してみてください。
解決方法2:「プロダクトキーを変更する」リンクからプロダクトキーによる認証をおこなう方法
結果は失敗。
プロダクトキーの入力による認証をしようにも「プロダクトキーを変更する」リンクが存在しないためプロダクトキーの入力ができない。
解決方法3:「slui 3」コマンドでプロダクトキーによる認証をおこなう方法
結果は成功。
「slui 3」コマンドを実行するとプロダクトキー入力ダイアログが表示され、プロダクトキーによるライセンス認証が可能となります。
ここで紹介する方法は次の項で説明する状況で実施し成功したたときのものです。
「Win+R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開く
↓
「slui 3」(iと3の間にはスペース必須) と入力してOKをクリックして「プロダクトキーの入力」ダイアログを開く
↓
アップグレード元のWindows 7のプロダクトキーを入力する。
↓
ライセンス認証が成功し下記の内容が表示されました
Windowsはライセンス認証済みです。
このWindowsがライセンス認証されました。
ライセンス認証画面で認証されていることを確認する
設定->更新とセキュリティ->ライセンス認証
↓
ライセンス認証画面
結果「Windows は、Microsoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」
無事、再ライセンス認証作業が完了しました。
[合わせて読む] 既存PCのWindows 10 SSDを別のPCへ取り付けて起動する方法。DELLノートPCからIntelデスクトップPCへ移行
参考
解決方法1と2で参考にしたMicrosoftサポートページ
Microsoftサポートページ | ハードウェア構成の変更後に Windows 10 のライセンス認証をもう一度行う
├デジタル ライセンスをお持ちの場合は、ライセンス認証のトラブルシューティング ツールを実行します。
└デジタル ライセンスがない場合は、プロダクト キーを入力します。
最新のWindows OSのライセンス購入を検討する
2024年10月時点でのWindowsの最新バージョンは「Windows 11」です。
- Windows 10 のサポートは2025年10月に終了します。
- Windows 8.1 のサポートは2023年1月10日に終了しました。
- Windows 7 のサポートは2020年1月14日に終了しました。
サポート切れのOSではセキュリティ更新プログラムが受けられなくなり、ウイルス感染、個人情報の漏えいなどの多大なリスクを負います。
Windows 11 Pro
Pro版はテレワーク等、仕事だけでなく個人利用でも最適です。リモートデスクトップ(サーバー)、情報保護、暗号化に対応。
ダウンロード版(オンラインコード版)
パッケージ版(USBメモリ版)
Amazonで購入の際は「販売元」が「Amazon.co.jp」または「mazon.com Sales, Inc.」であるものを推奨します。
Windows 11 Home
Home版はProからいくつかの機能が制限されており安価です。
ダウンロード版(オンラインコード版)
パッケージ版(USBメモリ版)
補足
他にも最大4つのCPUと6TBのメモリをサポートしている「Pro for Workstations」版、企業で一括管理するのに適したEnterprise版もありますがここでは省きます。
ライセンス購入前に動作確認をするにはこちら
ストアでのライセンス購入前に、無料でインストールイメージをMicrosoftのサイトからダウンロードしインストールをおこなえます。
- [方法]
以上
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