Reflect 8 FreeのUSBレスキューメディアをUEFIブートする方法

目次

概要

この投稿では、Macrium Reflect 8 FreeでUSBメモリに作成したUSBレスキューメディア(Macrium Rescue Media)をUEFIモードで起動する方法を紹介します。

起動確認の他、次の項目も紹介します。

  • バックアップを保存しているUSB外付けディスクの認識確認。
  • ファイルエクスプローラー、コマンドプロンプトの画面。
  • キーボード配列変更、画面解像度変更方法。

2022年7月時点での内容です。
Macrium Reflect 8 Freeのバージョンはv8.0.6867です。

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はじめに

レスキューメディアを使う事で、Windows 10の不具合でPCが起動しなくなった場合でも、ハードウェアが無事ならばPCを起動しMacrium Reflectで作成したバックアップデータを参照、復元することが可能です。

通常のWindowsが起動できなってからではレスキューメディアの作成ができません。不測の事態に備えてレスキューメディアの作成と起動確認をしておくと安心です。

起動確認の他、バックアップを保存しているUSB外付けディスク(USB HDDなど)がレスキューメディア上で認識されることを確認しておきましょう。
レスキューメディア作成時に選択できるベースWIM(Windows REまたはPEのバージョン)によっては、認識できない外付けディスクがある可能性があるためです。

万が一、レスキューメディア上で認識されない場合は、中のディスクを別の外付けケースに差し替えることで認識される可能性が高いので、落ち着いて対処しましょう。

レスキューメディア作成ウィザード ベースWIM選択

Macrium Reflect 8 Freeの最小システム要件

メモリ(RAM) 少なくとも512MB (1GB min recommended) 。
対応OS Windows XP Service Pack 3 または Windows Server 2003 Service Pack 2 またはそれ以降のバージョン。
ハードウェア キーボード、マウス。
レスキューメディアを使用するには、CD/DVD書き込みドライブまたはUSBフラッシュドライブが必要。

使用したMacriumレスキューメディア

Macriumレスキューメディア作成時の設定

  • エディション Macrium Reflect 8 Free 64ビット
  • バージョン v8.0.6867
  • ベースWIM Windows RE 10 バージョン 2004(64ビット)
  • マルチブート(MBR/UEFI) 有効
    BIOSモードがレガシ(MBRファイル形式)と、UEFI(GPTファイル形式)の両モードの起動に対応できます。

USBメモリ Kingston DataTraveler 100 G3

  • 容量 16GB
  • インターフェース USB-A 3.0
  • Windows 10の「デバイスとプリンター」で表示される名称 DataTraveler 3.0
  • BIOSブートメニューでの表示名 KingstonDataTraveler 3.0PMAP

今回使ったUSBフラッシュドライブと同類の製品

作業PC環境

デスクトップPC Intel NUCキット NUC5i3RYH

  • 購入年月 2015年5月
  • 製品コレクション 第5世代Intel Coreプロセッサー・ファミリー搭載 Intel NUCキット
  • 搭載プロセッサー Intel Core i3-5010U Processor (3M Cache, 2.10 GHz)
  • ボード番号 NUC5i3RYB
  • 対応メモリー DDR3L-1333/1600 1.35V SO-DIMM。最大16GB。最大2枚。
  • 搭載したメモリー 2x8GB DDR3L-1600(PC3-12800) SO-DIMM
  • GPU Intel HD グラフィックス 5500
  • 映像出力端子 Mini-DP 1.2、Mini-HDMI 1.4a
  • M.2 カードスロット (ストレージ) M.2 PCIe 2.0 x4 NVMe。サイズ 2242/2260/2280。1スロット
  • 外部USBポート USB-A 3.0(5Gbps) 4つ

UEFIモードで起動するための前提条件

  • PCがUEFIモードに対応していること。
    ご利用のPCやマザーボードの説明書をご確認ください。
  • レスキューメディア作成時にUSBレスキュー・メディア・オプションの「マルチブート(MBR/UEFI)」にチェックを付けていること。

レスキューメディア作成ウィザード

「マルチブート(MBR/UEFI)」オプションにチェックを付けて作成することで、レガシ、UEFIの両モードでブートできるレスキューメディアとなります。

【STEP 1】BIOSでUEFIブートを有効にする

PCの電源を入れる。

BIOS起動方法の選択画面

F2キーを押してBIOS設定画面に入る。

PCによってBIOS設定画面へ入るためのキー、設定手順、設定名が異なります。設定できない場合もあります。事前にご利用のPCの取扱説明書を確認してください。

Intel NUCキット NUC5i3RYHのBIOS画面

Advanced -> Boot Priority をクリックしてBoot Priority設定画面に遷移します。

UEFIのBoot Priority

UEFIブートを有効化し、レスキューメディアの起動順位を1番目にします。

UEFI Boot [v] チェックを入れる。
Boot Drive Order
UEFI : USB : KingstonDataTraveler 3.0PMAP : PART 0 : OS Bootloader」をマウスでドラッグして一番上に配置する。

レスキューメディアで使用したUSBメモリの表示名はメーカー、製品名によって異なりますので、ご利用の環境に置き換えて読み進めてください。
NUCのIntel BIOSではUEFIブート用メディアの接頭辞には「UEFI」が付きます。

LegacyのBoot Priority

Legacyブートは有効にする必要はありませんが、UEFIブートとLegacyブートでのドライブの表示名の違いを説明するためLegacyも有効にしました。
Legacyブートでのレスキューメディアの表示名は「USB : KingstonDataTraveler 3.0PMAP : PART 0 : Boot Drive」です。

F10キーを押して設定を保存して終了します。

PCが再起動されるので、電源ボタンをおして電源をオフにしておきます。

【STEP 2】レスキューメディア起動する

STEP 2-1 BIOSブートメニューからレスキューメディア起動する

BIOSブートメニューでは、ドライブ起動順位指定に関係なく、起動したいドライブを選択して起動させることができます。

前工程でレスキューメディアの起動順位を1番目にしたので、PCの電源を入れればレスキューメディアが起動します。なおUEFIブートとLegacyブートの両方を有効にした場合、UEFIブートが優先されます。
ですのでこの工程は必要ありませんが、レスキューメディアをUEFIブートさせることを明示するためにブートメニューに入ります。

作業開始

PCの電源を入れる。

BIOS起動方法の選択画面が表示されたら、F10キーを押してブートメニューに入り起動するデバイスを選択します。
(F10 to Enter Boot Menu)

ブートメニュー

UEFIモードのレスキューメディアを上下カーソルで選択し、エンターを押します。

今回利用するWindows 10インストールメディアは、「UEFI : USB : KingstonDataTraveler 3.0PMAP : PART 0 : OS Bootloader」です。

Legacyブートする場合は「USB : KingstonDataTraveler 3.0PMAP : PART 0 : Boot Drive」を選択します。

STEP 2-2 起動中と起動完了後の画面

レスキューメディア起動中

レスキューメディア内のWindows RE(簡易版Windows)が起動中です。

レスキューメディア起動中

Macrium Reflectの起動処理中です。

起動完了

起動完了後の画面です。標準でMacrium Reflectが起動した状態になります。
下部にはWindowsのタスクバーがあります。

画面下部のタスクバー

Windowsロゴのスタートボタンはありませんが、タスクバーから次の機能やアプリを起動できます。
電源、コマンドプロンプト、ファイルエクスプローラー、スクリーンショット。

電源ボタン

レスキューメディアのWindows REを終了するには、タスクバーの電源ボタンを押すか、Macrium Reflectウィンドウを閉じます。

複数ウィンドウを開いた状態

Macrium Reflect、ファイルエクスプローラー、コマンドプロンプトを開いた状態。

【STEP 3】UEFIモードで動作していることを確認する

Macrium Reflectのタイトルバー

Macrium Reflectのタイトルバーに「UEFI」と表示されていればUEFIモードで動作しています。

この他の確認方法

Macrium Reflectについて

メニューバー -> ヘルプ -> 「Macrium Reflectについて」をクリック。
(キーボードでの操作は Alt -> H -> A)

【STEP 4】バックアップを保存している外付けディスク(USB HDD)が認識されることを確認する

タスクバーのMacrium PEExplorerアイコン

タスクバーのMacrium PEExplorerアイコンをクリックし、ファイルエクスプローラーを開きます。

ファイルエクスプローラー

まだUSB HDDは接続していない状態です。

USB HDD

USB HDDをPCに接続します。

ファイルエクスプローラー

メニューバー -> 見る -> 「リフレッシュ」をクリック。
(キーボードでの操作は Alt -> V -> R)

ファイルエクスプローラー

USB HDDが認識されファイルエクスプローラーに表示されました。

ボリュームラベル USB_HDD_IMAGE
ドライブレター E

【他】キーボード、画面解像度の変更

日本語配列キーボードが英語配列として認識されている場合などに設定を変更できます。

キーボードの配列変更(日本語、英語配列など)

Macrium Reflectウィンドウ

Macrium Reflectウィンドウのメニューバー -> 他のタスク -> 「キーボードのレイアウト」をクリック。
(キーボードでの操作は Alt -> O -> K)

キーボード一覧

キーボードの言語とレイアウトを選択します。

画面解像度変更

Macrium Reflectウィンドウ

Macrium Reflectウィンドウのメニューバー -> 他のタスク -> 「スクリーン解像度」をクリック。
(キーボードでの操作は Alt -> O -> S)

ディスプレイ解像度を変更

一覧からお好みの解像度を選択します。
レスキューメディアを作成元と異なる環境で起動した場合、解像度が選択できないことがあります。

以上

関連投稿:Macrium Reflect 8 Freeの使い方 | Windows 10のディスクバックアップツール

2022年6月時点で提供されていた家庭用PC向けの使用期限無しの無料版(非商用)「Macrium Reflect 8 Free(personal)」の情報です。

2023年07月時点、「Reflect 8 Free」は新たに有料版「Reflect Home」へと変更となり、無料で使用できるのは30日間となりました。

導入編

バックアップ編

復元編

USBメモリ ピックアップ (USB3.2 Gen1対応)


[最大連続読込] 非公開

64GB以上の容量を使う際にはexFATやNTFSでフォーマットする

  • FAT32形式で認識できる容量は32GBまでです。64GB以上の容量を認識させるにはexFATやNTFSでフォーマットします。

Windowsでフォーマットするとカタログ容量よりも減るのは仕様です

  • カタログ容量で64GBのUSBメモリをWindowsでフォーマットすると約59GBになります。カタログの容量誤表記、不具合、故障ではありませんのでご注意ください。
  • 商品カタログ上の容量は国際単位系(SI)の10進数で計算した容量です。一方、Windows OSでは2進数で計算しており、10進数で算出よりも容量が小さくなります。

USBメモリはSSDに比べて寿命が短い

  • 高耐久版のUSBメモリを除き普及価格帯のUSBメモリはSSDやHDDに比べて圧倒的に寿命が短く長期保存には不向きですので、バックアップ装置の本命としての利用は避けるのが無難です。

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参考 今回の投稿と関連の高い情報

Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する | Microsoft(マイクロソフトのWebサイト)

UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション パーティションのレイアウト(マイクロソフトのWebサイト)

BIOS/MBR ベースのハード ドライブ パーティション(マイクロソフトのWebサイト)

Restoring an MBR System image to UEFI/GPT(Macrium SoftwareのWebサイト)

参考

Macrium Reflect 8 基本事項

Macrium Reflect Free(Macrium SoftwareのWebサイト)

Macrium Reflect Feature Comparison Chart(Macrium SoftwareのWebサイト)
各エディションの機能比較表です。

Macrium Reflect v8.0 User Guide(Macrium SoftwareのWebサイト)

Macrium Reflect 8.0 Creating rescue media(Macrium SoftwareのWebサイト)

Macrium Reflect 8.0の新機能(Macrium SoftwareのWebサイト)

Reflectが日本語で利用可能になりました。2021年9月7日(Macrium SoftwareのWebサイト)

Macrium Software(Macrium SoftwareのWebサイト)

パーティション、Windows PE、Windows REに関する情報

UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション パーティションのレイアウト(MicrosoftのWebサイト)

BIOS/MBR ベースのハード ドライブ パーティション(MicrosoftのWebサイト)

Windows 回復環境 (Windows RE) の概要(MicrosoftのWebサイト)

Windows PE (WinPE)の概要(MicrosoftのWebサイト)

PARAGON Partition Manager Community Edition(Paragon Software GroupのWebサイト)
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